夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

中山七里著「嗤う淑女 二人」 〈実業之日本社文庫〉

2024-09-13 08:41:55 | 本と雑誌

 

 

ホテルでの同窓会で参加した人々の飲み物に毒が盛られており 生き残ったのは3人だけ

死んだ国会議員の手にあった紙には 数字の1が

やがて容疑者として浮かんだのは 逃走中の有働さゆり

恐るべき殺人犯だ

しかし毒殺は有働の殺し方ではなかった

何故 いったい

謎ばかりが深まる

 

 

爆発炎上し多くの人間が死んだバスの事故

こちらにも有働さゆりの影があった

どうして彼女は殺し続けているのか

 

深夜の中学の火事

そこで発見された死体

近くの防犯カメラには有働さゆりの映像が

 

元銭湯のフィットネスクラブ

そこの爆発事故

またもや人が死ぬ

 

いずれの事件でも数字が残されていたが 被害者たちに共通点が見つからない

「嗤う淑女」から ずっとずっと美智留を追ってきた刑事 麻生

「ふたたび嗤う淑女」から 麻生と連絡を取るようになった刑事

 

それから中山七里作品では主役を張る面々も多く登場します

 

さて有働さゆりの陰にいたのは 勿論美智留ですが 

さゆりと美智留の最後の対決は・・・

二人とも どちらも生き延びているので 今後 もっと恐ろしい物語が書かれるような予感があります

 

以前読んだ「嗤う淑女」について書いたものです↓

中山七里著「嗤う淑女」 (実業之日本社文庫) - 夢見るババアの雑談室 (goo.ne.jp)

 

そして有働さゆりさんの犯行については。。。名前は出しておりませんが こちらの事件に関わっております↓

中山七里著「連続殺人鬼カエル男ふたたび」 (宝島社) - 夢見るババアの雑談室 (goo.ne.jp)

 

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中山七里著「ふたたび嗤う淑女」 〈実業之日本社文庫〉

2024-09-13 08:15:53 | 本と雑誌

 

 

 

 

 

最近ドラマ化された「嗤う淑女」

シリーズは「ふたたび嗤う淑女」「嗤う淑女 二人」まで刊行されております

 

「嗤う淑女」で死んだかと思われていた美智留

実は・・・・・

野々宮恭子と名乗る女性により人生が狂い破滅を迎えていく人々

この野々宮恭子は何者で何を目的に動いているのか

 

藤沢優美

唆され・・・思い込み 信じ込んでしまい 騙される

結果の破滅

そして彼女は 死を選んだ

 

伊能典膳

宗教団体にて信者獲得についての方策を考えていた男

そこに悪魔の囁きが・・・

聞いてはいけない助言に操られ

結果 信者たちからは裏切り者と思われて 悲惨な結末を迎える

 

 

倉橋兵衛

先代の政治家を支えてきた男は 後継者である先代の息子に物足りなさを覚えていた

操られ乗せられて 自分が政治家になろうとするも

資金集めで足元を救われる

莫大な負債を背負い 咎めた妻はこれまでの我慢も爆発してー

 

咲田彩夏

政治家の秘書として縁の下の力持ちとして仕え支えてきた忠実な女性

しかも夜のパートナーとして 生けるダッチワイフともなり男の欲望も処理させられてきた

 

「女」としての願い 揺れる心につけこまれて・・・・・

彼女は社会的な地位も失ってしまう

嵌められたのだ

 

 

柳井耕一郎

二代目政治家

学生時代 とんでもないことをしでかしており

だが当人に罪の意識はない

被害に遭わせた 己が乱暴した数多くの女性のことたちも忘れ果てている

柳井の毒牙にかかり娘は自殺 妻も娘の後を追うように亡くなった男がいる

彼は恭子の協力を得て 柳井の命を狙っていた

ところが同じ協力者のもう一人の女性の言葉に 恭子も生かしていてはいけない存在と信じてー

 

野々宮恭子の名前で生き延びていた美智留

彼女は野々宮恭子の名前の陰に隠れ 人を操る

そして 自分の身近に置いた人間すら いいように利用したあとは消していく

 

 

 

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