子供の頃から本好きで 小学生の頃は図書室にある子供向けの江戸川乱歩 コナン・ドイル モーリス・ルブラン
中学生の終わりには大人用〈と子供の頃には思っていた〉の文庫本にも手を出してー高校時代には昼食費をへずり〈ヨーグルト1個なら70円しかかからない〉
残りは本代に回すーということを覚えた・爆
学友が「〇〇さん小食やね」と言ったことから 後に母にばれたが・笑
級友がホームズファンで 私がアルセーヌ・リュパン好き
他の級友たちがアイドル〈新御三家が人気ある時代〉を話題にする中
変わり者の私たちは映画や本の話をしていた
少し前置きが長くなったけれど
後年 時代を変えたシャーロック・ホームズのドラマや映画ができるとは その頃思っていなかったから 小説でも色々な作家がホームズを扱った作品を書く時代が来て いささか驚いた
ホームズが女性だったーなんて話もあるのでね
漫画化された作品もあるし
このシャーロック・ホームズを題材に宝塚歌劇団が舞台化 宙組公演
「シャーロック・ホームズ The Game Is Afoot! ~サー・アーサー・コナン・ドイルの著したキャラクターに拠る~」
シャーロック・ホームズとモリアーティ教授がライヘンバッハの滝で闘い・・・死んだと思われたが
実は・・・生きていて 人々には死んだと思わせたまま旅に出る
墓地では悲しみ嘆くワトソンの姿が
そこで舞台は終わっている
それで再放送だけれどNHKBSプレミアムで「シャーロック・ホームズ 空き家の怪事件」
ライヘンバッハの滝でホームズが姿を消してから数年 ワトソンはまだホームズの死を悼んでいる
事件も起きていて もしもホームズが生きていてくれたらーなどとも人は思うのだ
あの名探偵がいてくれたらと
ーとワトソンの前に現れたのは怪しい古本売り
厚かましい態度にいぶかしむワトソンの前で変装をとり現れたのは
お待たせいたしました はいシャーロック・ホームズです
彼は生きておりました
ー私ねえ この後ホームズ氏が続ける 消息不明のあいだ何をしていたか話し出す様子に 丁度 宙組の舞台の続きみたいじゃんーなんてね 思ってしまったのでした
しかし身近に宝塚歌劇が好きな人間はおらず ここに書いちゃってます・笑ー
ホームズを見て 驚きで気絶するワトソンさん
そして再会を 何よりホームズが生きていたことを喜ぶワトソン
それから事件解決のために二人一緒に 夜出かけていきます
それはベーカー街 ハドソン夫人がいる ワトソンとホームズが一緒に暮らしていた建物が見える場所にある空き家
ベーカー街 221B その部屋の窓にはホームズらしき人影があります
ホームズはワトソンさんと一緒に空き家にいるのに
それはホームズの仕掛け ハドソン夫人の協力を得ての
しつこくホームズを狙う人物を誘き出す為の罠でした
ホームズとワトソンさんがいる空き家に入ってきた人物は 銃を組み立て 221Bの人影の頭部を狙って撃ちます
格闘の末 取りおさえられたのは セバスチャン・モラン大佐
モリアーティ教授の部下で ライヘンバッハの滝にも教授に同行しており 再びホームズが姿を現すのを待ち続けていた
殺すために
駆け付けたレストレード警部に逮捕の手柄を譲るホームズ
モラン大佐はアデア殺しの犯人でもあったのです
モラン大佐が使った銃は モリアーティ教授がドイツ人技師に依頼して作らせたものーとホームズの説明あり
〈モリアーティ教授は 2023年6月12日に宙組トップスターに就任 ホームズの舞台化当時は宙組二番手男役であった芹香斗亜さんが あらたなる解釈のもとに演じ抜きました
ドイツ人技師ー宝塚歌劇団の舞台では天才機械技師のファン・ヘルダーを6月12日より宙組組長となる松風輝さんが演じたんです
モラン大佐役は鷹翔千空さんが演じました
それで出てくる名前の一つ一つがまた嬉しくて・・・・・
繰り返し観ているブルーレイの場面が蘇っちゃってね〉
ドラマはシャーロック・ホームズの帰還を祝うハドソン夫人の「シャーロック・ホームズ先生に」の言葉と 221Bの部屋でホームズ・ワトソン・ハドソン夫人の乾杯する姿で終わります
少し前に放送された相葉雅紀さん主演の「ひとりぼっち」人と人をつなぐ愛の物語
ひとりぼっち -人と人をつなぐ愛の物語- - Wikipedia
ある事情からせっかく取った資格もいかさず水道メーターの検針員をしている杉信也〈すぎ しんや〉
彼は入ったおにぎり専門店「たちばな」の店主 立花香〈たちばな かおる〉の姿を見て驚く
香は信也の病死した姉に生き写しだったのだ
震災で両親が死亡 その後は姉が必死に働いて信也を育ててくれた
大学を出て就職も決まった時に その姉がくも膜下出血であっけなく死んでしまった
「有難う」も言えなかった
震災の時には 朝いつものように「行ってきます」と家を出たのに 大津波
それでもう生きた両親の姿を見ることも 「ただいま」も「おかえりなさい」も言えなかった
孤独に生きてきた信也
何に対しても誰に対しても心を閉ざして・・・・・
かつて男に裏切られ 金を持ち逃げされ 会社は潰れ
それでも頑張って 生きてきた香
泣いて泣いて すべての希望を失っていた時に食べたおにぎり
食べれば元気が出る
生きていける
このおにぎり おむすびを作るように 人とつながっていけたら 縁を結べたら
そんな思いで続けてきた店
最初は赤字にも悩み苦しんだけれど
「たちばな」には様々な客が来る
おにぎり食べて笑顔になって帰っていく
人生の、岐路でのいさかいもあるけれど
大きな事件があるわけではありません
だけど 観てよかったなと思える心に残るドラマでした
そしてね 出てくるおにぎりがとっても美味しそうだったんです
ドラマでは型を使って おにぎりを作っておりました
ああ そういう方法もあるのだなと
「たちばな」の従業員役の一路真輝さんと店主役の坂本冬美さんが「夜明けのうた」を歌う場面あり
ああ それゆえの配役でもあったのかと
確か一路真輝さんは宝塚歌劇団雪組の男役で元トップスターです
退団公演で「エリザベート」のトート役
退団されてからはエリザベートも演じておられます
電車の中で見たエリザベートのポスターの美しさは忘れられません
「荒野の七人 真昼の決闘 」〈1972年 アメリカ映画〉
リー・バン・クリーフが寄せ集め率いるクリス役
村からの助けを求められるも断ったクリスだが 妻が殺される
クリスが断ったために 村は男たちは殺され 女たちは凌辱された
寄せ集められた男たちは村を守り戦って死んで 生き残ったのは3人
そして この映画のクリスは去っていかず村に残るんです
〈このおおざっぱすぎる 筋説明・笑〉
ユル・ブリナーが演じるクリスはストイックだけれど
リーさん演じるクリスは残ってしまうのね
女にも手を出しちゃったし
意外と軟派じゃんーなんてね
私も、そうでした。
ホームズよりもルパン、小学生高学年頃、読み漁りました。
というか、ホームズは読んだことがない。
時計の時間なんか見てて、813だ!とか思い出します。
変装の名人 粋でスマートで
謎が解ければ 軽快なダンス
「リュパンの冒険」では 鏡を覗いて 自分の素顔に「なにしろ美男子だということはー」などと
そうした茶目っ気 自惚れなども憎めなくて
「813」も 懐かしい
創元推理文庫と新潮文庫 枕元に積みあげて繰り返し読んだ時代もありました