割と昔の映画を観る
この頃 自分は何歳だったなあとか思い出しつつ
最近では高倉健さん主演「大脱獄」
死刑執行の日に怯え悪夢を見て目覚める主人公 彼は殺人の罪で刑務所(監獄といったほうが似合うかも)にいる
しかしそれは騙され陥れられた 彼は潔白なのだ
ゆえに刑務所から脱走する囚人たちに加わる
途中民家に寄った囚人たちは 福や食べ物を奪い ばかりかその家の娘に乱暴し「男の欲求」を満たそうとするも
耳が良いのが自慢の一人 一番年上の老人が「追手の犬の吠え声が聞こえる」の声に急いで逃げ出す
この時 乱暴を止めようとした囚人も仲間割れの形で殺される
極寒の中 他の囚人が着ているものも銃(死を装い刑務所で看守を殺し武器を奪った男)が銃で脅し奪い 極悪同士二人は先を急ぐ
残ったのは尊属殺人(母親殺し)と無実を晴らしたい主人公 ここの地理に詳しい老人(娘への乱暴を防ぐため犬の吠え声が聞こえると言った)
老人は言う 極悪同士の二人が向かった先は何も無い 死ぬしかない
そして眠るな眠れば死ぬ
けれど老人は むしろ死を願ったかのように 死んでしまう
尊属殺人の男(菅原文太さん)は強盗殺人で捕まった主人公が金を隠し持っていると思い込み 離れないと言うのだった
それを首尾よく巻いた主人公は雪の中 苦しんでいる女性を見る
彼女(木の実ナナさん)を助けて見かけた家へ
そこは部屋を賃貸しする宿
医師を呼び手当してもらう
女は余り金を持ってなく 汽車賃がぎりぎりなのにーと医師を呼んだことを怒ったが
主人公は宿にある工夫募集の貼り紙を見て働きに行く
ところが賃金がマトモにもらえない
工夫たちを使う男は 新聞で主人公が脱獄犯と知り 逆に脅す
自分を陥れた人間達に復讐するまでは捕まるわけにいかない主人公
工夫たちからぴんはねもする このあくどい男と手下を片付けた
このことを数日隠してくれるよう別な男に頼み あった金は山分け
宿の泊まり賃を女の介抱費用に充てる
宿に泊まる別な男は「頑張れ」と主人公に主人公のことが記事にある新聞の切り抜きを渡し
自分は自身の犯した罪の為 警察に逮捕された
主人公は助けた女に金を渡し 別れる
そこにまいたはずの尊属殺人の男が現れる
彼は殺したくて母親を殺したのではなかった
死期近く病気による苦痛に苦しむ母
その姿が見てはいられなかった・・・・・
根は悪い男ではないのだ
互いの事情を語り合い 尊属殺人の男は 主人公の復讐に協力
主人公を陥れた人間達はまたもや犯罪を計画
しかも主人公の無実の為に動いていた主人公の妹や家族を殺していた
悪者一味を追って汽車に乗り込む主人公と尊属殺人の男
撃ち合い 雪原での銃撃戦
尊属殺人の男は汽車の中で撃たれて死ぬ
主人公も敵は討つが自らも撃たれる
そして 主人公が救急車で運ばれる近くには 雪の中で主人公が助けた女
彼女は救急車に乗っているのが主人公とは知らない
木の実ナナさん ストリップ一座の女性のうらぶれ感も出して でも若くて綺麗
菅原文太さんも ちょっと骨あるいい味
そして田中邦衛さん どうしようもなく女好きのクズを演じておられます
血と暴力の・・・昭和感ある映画でした
「必殺 裏か表か」
まず冒頭 黒喪服姿の松坂慶子さんが美しい
すっきりと黒の和装が似合います
彼女ーおこうは同心だった夫⦅川谷拓三さん)を殺されたのです
その下手人(犯人)にも目星をつけ会いに行きます
そして認めさせました
彼女はその犯人の主筋の娘であったから
逆に自分達の世界に戻ってくるように勧められ 何故かそれを受けます
世の中は金が支配する金が一番強い時代
さてこの映画はテレビドラマで人気があった必殺シリーズの映画版ですが
主役は中村主水⦅藤田まことさん)
今回は その金を支配する大商人一派に命を狙われ あまつさえ陥れられます
その金にお奉行様まで取り込まれているという始末
色仕掛けで近づいてきた娘は主水を罵りながら 飛び降りて死にます
捕物では役人たち動かず 主水が殺されればいいというような動きすら
刺客たちに襲われた主水を救ったのは 殺しの仲間
行方をくらましていた秀(三田村邦彦)の惚れた娘は 大金につられて商人に操られ主水に色仕掛けをし
突き落とされて殺されました
秀は娘の敵を討ちたいのです せめて
泥酔した秀が男達にいたぶられていたのを助けたのは おこうでした
彼女は秀に心を許し救いのようなものも感じていましたが
自分をお嬢様と呼ぶ 先代だった父の手下(伊武雅刀)たちのした事を知ります
日ごろ 昼行燈を演じている主水ですが 追い詰められ逆襲に出ます
大商人の一人で思い上がりも著しい男(成田三樹夫)を捕らえ激しく責めますが
奉行は解き放てーと
主水は奉行所役人に騙され 悪の刺客集団に捕らえられます
主水を救うのに殺しの仲間が集まりますが多勢に無勢
一人(笑福亭鶴瓶さん)は斬殺され見せしめに首を斬られます
組紐の竜(京本政樹さん)も命を落としました
花屋の政(村上弘明さん)も善戦していますが
最後まで主水の傍らで戦った壱(柴俊夫さん)も落命
秀は殺し道具の武器の簪を失い 慣れない刀で戦い
自分を騙した役人(織本順吉さん)も片付け 敵を斬りまくった主水さん
やっと近づけた敵の頭は・・・・・
おこうに殺されていました
私は夫の清原に生きている間 何もしてやれなかった
だからー敵をせめて討ってやった 殺してやったのだーとなるのでしょうか
心惹かれた秀の惚れた娘を騙して殺したと知るまでは 動かなかったけれど
おこうが元締めとなることで この金の組織は少しはマシになってくれるのでしょうか
事件は金の力で片付いたのか
ーそうか組紐屋さん ここで死んだのね
若い頃の松坂慶子さん きりっとして綺麗ーなんて思いながら観てました
あと最終回を迎えた「カムカムエヴリバデイ」
目黒祐樹さんが出演されてました
この方 雑誌で洋行帰りのモダンボーイみたいな記事も書かれていたんです
留学経験があったことから
お父様は映画俳優でテレビでは人気時代劇「素浪人 月影兵庫」の主演されていた近衛十四郎さん
お兄様も俳優の松方弘樹さん
目黒祐樹さんは実写版「ルパン三世 念力珍作戦」の主演もなされたのでした
ちなみに次元大介は田中邦衛さん
なかなかの珍作品です・笑
青年だった頃もあるんだよ
当然ながら 若い頃もあったんだよー
そんな気持ちで 朝ドラ観てましたっけ
勇ちゃんちの息子一家 どんなふうなんだろう
結局五十嵐クンは当て馬で終わったか
ひなたとビリー その後の物語はあるのか
一子(ベリー) よく田中さんと結婚したな(メンクイじゃ なかったのね)
「たちばな」の社長も見たかったぞ
安子とロバートの結婚生活も少しは見たかった
いろいろな思い溢れる「カムカムエヴリバデイ」の最終回ではありました