金日成(キム・イルソン)、金正日(キム・ジョンイル)と継承された北朝鮮の金一族の世襲。ところが、金正日から継承したのは、長男の金正男(キム・ジョンナム)ではなく、金正恩(キム・ジョンウン)。
そして、金正恩は、中国が保護していた金正男を暗殺。金正男の息子の金漢率(キム・ハンソル)は、米国が保護しているとされていますね。
血筋から言えば、キム・ハンソル氏は金日成の継承の有資格者。
そのキム・ハンソル氏を擁立して、金正恩政権を打倒しようという「自由朝鮮」の動きが顕在化しました。
キム・ハンソル氏や「自由朝鮮」を擁護する米国内の勢力は、CIAなのか、FBIなのか。
米国は、キム・ハンソル氏擁立をカードに、金正恩に圧力をかけることが有効なのか。
マドリードの在スペイン北朝鮮大使館を襲撃した「自由朝鮮」のアドリアン・ホン・チャン容疑者逮捕で、「自由朝鮮」と、CIAまたは、FBIとの関係が話題となっています。
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米国のトランプ政権が北朝鮮の非核化をどう実現させるかは全世界の関心事。
勿論、日本の安全保障にとっても重大事。
現在、トランプ政権と日本は北朝鮮に対して、経済制裁を中心とした非軍事的な政策をとっている。米国が当初ちらつかせていた軍事オプションは影をひそめていると言ってよい。
しかし、トランプ政権内外では軍事オプションの選択が決して否定されてはいないと古森氏。 . . . 本文を読む
金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が12日に国会に当たる最高人民会議で施政演説を行ったと報じた。金正恩氏は、2月末にハノイで物別れに終わった米朝首脳再会談をめぐって米国が一方的な要求をしたと非難。「今年末までは忍耐心を持って米国の勇断を待つ」と警告し、トランプ米政権に再考を迫ったのだそうです。
一方では、トランプ大統領とは「依然、素晴らしい関係を維持している」とも述べ、米側が北朝鮮と「共有できる方法」を提案する条件なら首脳会談を「もう一度は行う用意がある」とも表明。 . . . 本文を読む
金正恩の使い走りとして、トランプ大統領との間でメッセンジャーボーイとして米朝首脳会談実現に一役買ったとして当初注目されていた文在寅韓国大統領。
ベトナムでの米朝首脳会談が決裂した一因に、文在寅氏の情報伝達の誤りがあったと、国際投資アナリストの大原浩氏。
文氏がトランプ政権の動向について「誤った楽観的情報」を北朝鮮に流した結果、正恩氏も米朝首脳会談で大恥をかかされた。韓国は北朝鮮にも邪険に扱われただけでなく、背後にいる中国にも見限られたとの情報を得ていると。 . . . 本文を読む
大統領選挙やロシアゲートを抱えるトランプ大統領の足元を見透かしたつもりで、首脳会談に強気の姿勢で臨んだ金正恩。
トランプ大統領の「時間は急がない」との先制パンチで始まり機先を制された金正恩の敗北でもの別れとなったことは諸兄がご承知の通りです。
それから約半月経った今、米朝双方で軍事対決準備強化の兆候が見え始めてきている様ですね。 . . . 本文を読む
ベトナム・ハノイでの 2回目の米朝会談は、トランプ大統領が冒頭「(非核化を)急がない」と先制パンチを繰り出して始まり、署名を前にして突如、席を立つ結果ととなり、強気に望んでいた金正恩は望んだ制裁解除はならず現状が継続される結果となりました。
傷心の金正恩を乗せた専用列車は北京には寄らず一路、中朝国境へ向かったのですが、後ろ盾のはずの習近平は、何故金正恩と逢わなかったのでしょう。 . . . 本文を読む
合意文書を発表できないまま終わった 2回目の米朝首脳会談。
時間の経過に伴い、少しづつ情報が集まってきていますが、トランプ大統領側の勝利、金正恩の負けといった評価が増えている様ですね。 . . . 本文を読む
トランプ大統領の、大統領再選に向けた支持率獲得や、国内でのスキャンダルで苦戦する状況打開と、国連の制裁の効果に苦しむ金正恩とがトントン拍子で進めた 2回目の首脳会談。
両者とも重荷の解決への時間に迫られての会談でしたが、冒頭にトランプ氏は「早くやるよりも正しいことをやる」と機先を制しました。
会談が始まるまでは、選挙の無い独裁国家の金正恩が有利な立場にあったものが、この一言の眼晦ましで、金正恩の度肝を抜き、形勢逆転劇がはじまったのですね。 . . . 本文を読む
2回目の米朝首脳会談については、内容の進展への期待は薄く、選挙を控え、スキャンダルでの追及も抱えるトランプ大統領の安易な妥協による成果獲得の危惧さえありました。
しかし、結果は物別れ。
多くの方々が、トランプ大統領の安易な妥協が無かったことに安堵した評価をしています。
一方、金正恩は、トランプ大統領側が国内の状況に苦しんでいると過大評価をし、強気の姿勢で臨んだが失敗。現状の制裁状態が継続されることとなり、苦しい。
また、北朝鮮がそもそも非核化を前提に考えてはいない可能性が高いことも知られました。
黒井文太郎氏が、多くの偏向オールドメディアや、TVのワイドショー番組とは異なる冷静な視角から解説しておられます。 . . . 本文を読む
2回目の米朝首脳会談は、2日目のワーキングランチ、合意文書署名が中止され解散しました。
もともと会談内容への期待は薄く大統領選挙に向け、ねじれ議会との対応やスキャンダル対応に追われるトランプ大統領が、支持獲得・挽回の為のパフォーマンスの会談と見られていました。
金正恩も、そうしたトランプ大統領の国内事情を見透かし、列車移動でメディアの注目を集めながら、強気の姿勢で会談に臨みました。
ディール上手が自慢のトランプ大統領が、その劣勢をどう切り返すかに注目していましたが、なんと、最後のワーキングランチと、合意文書署名を中止。
仰天の一手を見せてくれました。 . . . 本文を読む
第2回米朝会談が始まりました。
第 1回の時は、初めての外交大舞台で、しかも米国の軍事圧力下のプレッシャーもあり、緊張感があふれ、初々しさも漂わせていた金正恩。
核実験やミサイル発射実験を中止することで、体制維持の保証を勝ち取り、中国の後ろ盾を得て自国ペースでの対米交渉が出来る状況を勝ち取りました。
そして、2回目の会談。
故事に習い、列車で移動することで、世界中のメディアに連日の報道をさせ、会談都市も、北主導で決定、細かなことでも、米国のメデイアセンターを直前に移動の混乱を生じさせるジャブで機先を制する攻撃。
完全に北朝鮮ペースに巻き込んで、ディール自慢のトランプ大統領の面目は丸つぶれに見えるスタートです。
選挙を控える足元を見透かされたトランプ大統領。果たして劣勢を挽回できるのでしょうか。 . . . 本文を読む
18、19両日行われた韓国と北朝鮮の南北首脳会談。
トランプ大統領は、19日、記者団に「北朝鮮と韓国から、素晴らしい知らせがもたらされた。大きな進展があった」と語り評価していました。しかし、「9月平壌共同宣言」の内容は、「終戦宣言」などの見返りなしには、非核化に取り組まないという宣言に等しいもので、米国の保守派の中には今回の南北首脳会談自体に、懐疑的な見方すらあるのだそうで、トランプ大統領の判断は変化の可能性もありそうとの記事もあります。
中国の反応は、対米貿易戦争がエスカレートする最中なので、王毅国務委員兼外相は、南北首脳会談の成果を評価したものの、中国の対応方針や米国への注文は一切なし。
韓国内では、文氏の支持率は前週比11ポイント増と急上昇したものの、文氏の正恩氏をたたえ、独裁と核開発で自ら国際的孤立を招いた北朝鮮に理解を示したとも取れる発言や、南北国防相の合意書には批判のこえがでているのだそうです。
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平壌で18~20日に行われた南北首脳会談。韓国大統領として初めて北朝鮮国民を前に行った文在寅大統領の演説では、独裁体制を認める言質を与えたことにもなりかねないほどの、金正恩朝鮮労働党委員長を手放しで称賛をしたのだそうです。
更に、「9月平壌共同宣言」署名後の共同記者会見では、開口一番、「戦争なき朝鮮半島が始まった」と宣言。
一方で、非核化に関する条文は最後に記され、核施設の廃棄という具体的措置も米側が「相応の措置」を取ればという条件が付けられた。文氏は米朝の非核化交渉の仲介役を一定限果たしたことになるが、北朝鮮が主張する段階的措置に南北合意というお墨付きを与えたことにもなりました。 . . . 本文を読む
6月12日の米朝首脳会談の共同声明では、CVID(完全かつ検証可能で不可逆的な非核化)について具体的に触れられることはなく、以後の実務者協議に先送りされました。
その実務者協議を進めるべく、ポンペオ米国務長官が6~7日訪朝したり、6月の米朝首脳会談の共同声明で合意された遺骨返還の実務者協議開催が行われ様としました。
しかし、北朝鮮の姿勢は、ポンペオ米国務長官との会談直後に会談内容について米国を批難する声明をだしたり、実務者協議を無断欠席するなど、米朝協議を否定する行動に出初めています。 . . . 本文を読む
米朝首脳会談評価には諸説があり、傾聴すべきものも幾多ありますね。
ここでは、中国の対朝関与の大きさを取り上げ、北朝鮮の非核化問題の根底には米中対立が潜んでおり、しかもそれは次第に顕在化しそうと懸念を示しておられる、西原正平和安全保障研究所理事長の説を取り上げさせていただきました。
米朝会談の前後で 3回に及んだ金正恩の訪中での会談での中国の差し金に、トランプ大統領は相当、立腹しているのだそうですね。 . . . 本文を読む