遊爺雑記帳

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トランプ氏「ガザ地区住民を域外に移住」 政府方針を大幅に転換

2025-02-06 01:33:55 | 中東全般
 トランプ米大統領は4日、ガザ地区に住む200万人近くのパレスチナ人は近隣諸国に移住すべきだと改めて呼びかけた。また同地区に関しては米国が長期にわたり管理していくとも述べ、数十年にわたる米政府の方針から大きく転換し、パレスチナ国家に関する構想を事実上覆したと、WSJ。
 
トランプ氏「米国がガザ地区を所有する」 政府方針を大幅に転換 - WSJ
 By Alexander Ward and Dov Lieber and Michael R. Gordon (WSJと総称)2025年2月5日

 【ワシントン】ドナルド・トランプ米大統領は4日、ガザ地区に住む200万人近くのパレスチナ人は近隣諸国に移住すべきだと改めて呼びかけた。また同地区に関しては米国が長期にわたり管理していくとも述べ、数十年にわたる米政府の方針から大きく転換し、パレスチナ国家に関する構想を事実上覆した

 
トランプ氏はイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と共にホワイトハウスで開いた会見で、「米国がガザ地区を引き継ぐ」と発言「長期的な所有を想定しており、中東のこの地域、そして中東全体に大きな安定をもたらすと考えている」と述べた

 米政権高官は4日、ガザの大規模な開発プロジェクトには10年から15年かかると述べていたが、トランプ氏の今回の案が実現すれば、米政府はこれに深く関与することになる。同氏は一方で、パレスチナ人に自発的に土地を明け渡すよう説得する方法や、イスラエルが最終的に同地域の主権を行使するかどうかには言及しなかった。

 同氏は
ガザ地区の荒廃ぶりに触れた上で、同地区の200万人のパレスチナ人は移住する必要があると述べた。「彼らが戻りたいと思わなくて済むようなことを実施できるよう希望している」とし、ガザ再建の際には「本当に質の高い住宅」が建設されることを期待していると語った。

 
トランプ氏はまた、イランによる核兵器取得を阻止するためイスラエルがイランへの攻撃を決断した場合、イスラエル政府を支持する可能性を排除せず、「われわれはただ、彼らに核兵器を持たせたくないだけだ」と発言。「どうなるか見守ろう」と述べた

 
トランプ氏の対イラン政策は、政権の中東政策の中で特に不明瞭な部分の一つ。同氏は、イラン核施設を攻撃するようネタニヤフ氏に促しているような姿勢を示したこともあり、こうした姿勢はより広範な戦争を引き起こす可能性がある。一方で、戦争を避けるためイラン政府と取引をしたいとも述べている

 
トランプ氏はネタニヤフ氏との会談前には、イランに「最大限の圧力」を再び課す命令にも署名した。これは自身の1期目に課したイランの石油輸出やその他の経済分野に対する制裁の執行を強化するための一歩となる。

 
ガザの再入植に関しては、極右のイスラエル政治家らが歓迎しているものの、これはパレスチナ領の大部分を取り除くことになる。これらの土地は第1次トランプ政権を含む歴代米大統領が数十年にわたり、パレスチナ国家の一部を形成すると述べてきた領土でもある。

 イスラエルと共存するパレスチナ国家の実現に関し、トランプ氏は停滞が続くプロセスを再開する計画があるかどうか公には言及していない。だが
米政府がガザ住民に土地を放棄するよう圧力をかければ、その目標の達成はさらに困難になるとみられる。

 米大統領職務室で
4日に行われたトランプ氏とネタニヤフ氏の非公開協議では、不安定なガザ停戦の行方が議論の大半を占めたとみられている。ネタニヤフ氏がガザでの停戦延長に合意し、敵対行為に関しても長期にわたり停止することに向けて交渉すると約束すれば、トランプ氏にとって外交的勝利となり、一部の米国人を含む残りの人質の解放を確保できる可能性もある。

 
トランプ氏はこれまでも、200万人以上のパレスチナ人をガザ地区から移動させ、同地区を再建する案を示してきた。この提案は、極右のイスラエル政治家らには歓迎されているものの、アラブ諸国からは拒否されている

 
エジプト、ヨルダン、アラブ首長国連邦(UAE)、サウジアラビア、カタールの外交トップらは1日にエジプトの首都カイロで会合を開いた後、「いかなる形態や状況、そして正当化の下でも」パレスチナ人の「追放」を拒否すると声明で述べた

 
だがホワイトハウスの当局者らは4日、ガザからの大規模な移住が唯一の実行可能な選択肢であり、避難したパレスチナ人らを受け入れるようエジプトとヨルダンを説得できると主張している。トランプ氏はヨルダンのアブドラ国王とエジプトのアブデルファタハ・シシ大統領を今月中にホワイトハウスに招いて会談する予定となっている。

 トランプ氏はイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と共にホワイトハウスで開いた会見で、「米国がガザ地区を引き継ぐ」と発言。「長期的な所有を想定しており、中東のこの地域、そして中東全体に大きな安定をもたらすと考えている」と述べた。

 トランプ氏はガザ地区の荒廃ぶりに触れた上で、同地区の200万人のパレスチナ人は移住する必要があると述べた。「彼らが戻りたいと思わなくて済むようなことを実施できるよう希望している」とも。

 トランプ氏はまた、イランによる核兵器取得を阻止するためイスラエルがイランへの攻撃を決断した場合、イスラエル政府を支持する可能性を排除せず、「われわれはただ、彼らに核兵器を持たせたくないだけだ」と発言。「どうなるか見守ろう」と述べたと、WSJ。

 トランプ氏の対イラン政策は、政権の中東政策の中で特に不明瞭な部分の一つ。
 戦争を避けるためイラン政府と取引をしたいとも述べているのだそうです。

 トランプ氏はネタニヤフ氏との会談前には、イランに「最大限の圧力」を再び課す命令にも署名した。これは自身の1期目に課したイランの石油輸出やその他の経済分野に対する制裁の執行を強化するための一歩となると、WSJ。

 ガザの再入植に関しては、極右のイスラエル政治家らが歓迎しているものの、これはパレスチナ領の大部分を取り除くことになる。これらの土地は第1次トランプ政権を含む歴代米大統領が数十年にわたり、パレスチナ国家の一部を形成すると述べてきた領土でもある。

 イスラエルと共存するパレスチナ国家の実現に関し、トランプ氏は停滞が続くプロセスを再開する計画があるかどうか公には言及していない。だが米政府がガザ住民に土地を放棄するよう圧力をかければ、その目標の達成はさらに困難になると、WSJ。

 米大統領職務室で4日に行われたトランプ氏とネタニヤフ氏の非公開協議では、不安定なガザ停戦の行方が議論の大半を占めたとみられている。

 トランプ氏はこれまでも、200万人以上のパレスチナ人をガザ地区から移動させ、同地区を再建する案を示してきた。この提案は、極右のイスラエル政治家らには歓迎されているものの、アラブ諸国からは拒否されていると、WSJ。

 だがホワイトハウスの当局者らは4日、ガザからの大規模な移住が唯一の実行可能な選択肢であり、避難したパレスチナ人らを受け入れるようエジプトとヨルダンを説得できると主張しているのだそうです。
 トランプ氏はヨルダンのアブドラ国王とエジプトのアブデルファタハ・シシ大統領を今月中にホワイトハウスに招いて会談する予定だと、WSJ。

 争点のガザ地区に住むパレスチナ人が移住。その後のガザ地区を、イスラエルが占拠するのではなく米国が管理、再建。
 聖書に書かれていると争われている地域の先住権。

 トランプ大統領が示す解決策の提言。第三者の米国が中立地域として管理する現代人としての提案。
 日本の江戸時代の大岡裁定となればよいのですが。。。宗教絡みとなると!!

 トランプ氏はヨルダンのアブドラ国王とエジプトのアブデルファタハ・シシ大統領を今月中にホワイトハウスに招いて会談する予定との事。成り行きに要注目ですね。


 # 冒頭の画像は、会談したトランプ米大統領とイスラエルのネタニヤフ首相



 この花の名前は、シャクナゲ


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