空母4隻で乗組員が新型コロナウイルスに感染する事態となり、苦境に陥っている米海軍。
軍事バランスの不安定化の下、中国が攻勢をかける動きへのけん制を怠っていない様子ですね。
空母のコロナ感染で苦境の米海軍、軍事演習で牽制する中国軍との緊張高まる | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
〈独自〉米艦が台湾海峡の中間線越す 異例の行動、中国強く牽制 - 産経ニュース
【新型コロナ】米空母ニミッツが出航 長期の隔離措置とウイルス検査で万全期す - 産経ニュース
米空母の武漢肺炎感染者続出に伴う戦力バランス崩壊により、攻勢を強める中国。
中国政府は18日、海南省三沙市の下に、パラセル諸島とスプラトリー(南沙)諸島をそれぞれ管轄する行政区を設置したと発表するなど、ここへきて南シナ海の実効支配のさらなる強化を図っています。
中国が南シナ海で不法な人工島建設を進める中、「インド太平洋軍」のハリス司令官が阻止の重要性を説く中でも、オバマ大統領(当時)が自分が説得すると放置している間に建設が進んだ南シナ海の中国軍の基地群。
オバマ氏が太平洋二分割統治論を唱える習近平に抗議しても時すでに遅し。
そこで思い腰をあげて開始したのが、南シナ海での「航行の自由作戦」。
完成してしまってからの作戦行動ですから、効果のほどは限界があり、当初の掛け声ほどには実行もおぼつかない状況です。
それでも、米国の中国軍の覇権拡大へのけん制意思表示として、不定期に実行されているのですね。
武漢肺炎への米空母での感染者増による就航欠如で崩れた抑止力バランスにつけこむ中国。
そうはさせじと体制固めをする米国。
武漢肺炎絡みとなっている米中の「新冷戦時代」。南シナ海、台湾海峡でも波高しといった様相ですね。
# 冒頭の画像は、米海軍のミサイル巡洋艦バンカーヒル
シナヒイラギの果実
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軍事バランスの不安定化の下、中国が攻勢をかける動きへのけん制を怠っていない様子ですね。
空母のコロナ感染で苦境の米海軍、軍事演習で牽制する中国軍との緊張高まる | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
〈独自〉米艦が台湾海峡の中間線越す 異例の行動、中国強く牽制 - 産経ニュース
【新型コロナ】米空母ニミッツが出航 長期の隔離措置とウイルス検査で万全期す - 産経ニュース
米艦の「航行の自由作戦」、南シナ海で異例の連日実施 - 産経ニュース 2020.4.30
【ワシントン=黒瀬悦成】米第7艦隊は29日、米海軍のミサイル巡洋艦バンカーヒルが同日、中国が人工島を造成して軍事拠点化を進める南シナ海のスプラトリー(中国名・南沙)諸島の付近を通航する「航行の自由」作戦を実施したことを明らかにした。また、28日には同作戦の一環として米海軍のミサイル駆逐艦バリーが中国の実効支配下にある南シナ海のパラセル(西沙)諸島の付近を通航したとしている。
米艦船が南シナ海で連日にわたり「航行の自由」作戦を実施するのは異例。
第7艦隊報道官は声明で「(中国による)南シナ海における無法かつ見境のない主張は、航行や飛行の自由、全ての船舶の無害通航権といった海洋の自由に対し、今だかつてない脅威を与えている」と批判した。
声明はまた、「一部の国が海洋法条約に照らして国際法で認められた権利の制限を主張する限り、米国はこれらの権利と自由を擁護する決意を行動で示していく」と表明し、南シナ海での中国の覇権的行動を決して容認しない立場を強く打ち出した。
中国政府は18日、海南省三沙市の下に、パラセル諸島とスプラトリー(南沙)諸島をそれぞれ管轄する行政区を設置したと発表するなど、ここへきて南シナ海の実効支配のさらなる強化を図っている。
米海軍による今回の作戦は、中国がとるこうした動きを看過しないとの警告を発する狙いで実施されたとみられる。
【ワシントン=黒瀬悦成】米第7艦隊は29日、米海軍のミサイル巡洋艦バンカーヒルが同日、中国が人工島を造成して軍事拠点化を進める南シナ海のスプラトリー(中国名・南沙)諸島の付近を通航する「航行の自由」作戦を実施したことを明らかにした。また、28日には同作戦の一環として米海軍のミサイル駆逐艦バリーが中国の実効支配下にある南シナ海のパラセル(西沙)諸島の付近を通航したとしている。
米艦船が南シナ海で連日にわたり「航行の自由」作戦を実施するのは異例。
第7艦隊報道官は声明で「(中国による)南シナ海における無法かつ見境のない主張は、航行や飛行の自由、全ての船舶の無害通航権といった海洋の自由に対し、今だかつてない脅威を与えている」と批判した。
声明はまた、「一部の国が海洋法条約に照らして国際法で認められた権利の制限を主張する限り、米国はこれらの権利と自由を擁護する決意を行動で示していく」と表明し、南シナ海での中国の覇権的行動を決して容認しない立場を強く打ち出した。
中国政府は18日、海南省三沙市の下に、パラセル諸島とスプラトリー(南沙)諸島をそれぞれ管轄する行政区を設置したと発表するなど、ここへきて南シナ海の実効支配のさらなる強化を図っている。
米海軍による今回の作戦は、中国がとるこうした動きを看過しないとの警告を発する狙いで実施されたとみられる。
米空母の武漢肺炎感染者続出に伴う戦力バランス崩壊により、攻勢を強める中国。
中国政府は18日、海南省三沙市の下に、パラセル諸島とスプラトリー(南沙)諸島をそれぞれ管轄する行政区を設置したと発表するなど、ここへきて南シナ海の実効支配のさらなる強化を図っています。
中国が南シナ海で不法な人工島建設を進める中、「インド太平洋軍」のハリス司令官が阻止の重要性を説く中でも、オバマ大統領(当時)が自分が説得すると放置している間に建設が進んだ南シナ海の中国軍の基地群。
オバマ氏が太平洋二分割統治論を唱える習近平に抗議しても時すでに遅し。
そこで思い腰をあげて開始したのが、南シナ海での「航行の自由作戦」。
完成してしまってからの作戦行動ですから、効果のほどは限界があり、当初の掛け声ほどには実行もおぼつかない状況です。
それでも、米国の中国軍の覇権拡大へのけん制意思表示として、不定期に実行されているのですね。
武漢肺炎への米空母での感染者増による就航欠如で崩れた抑止力バランスにつけこむ中国。
そうはさせじと体制固めをする米国。
武漢肺炎絡みとなっている米中の「新冷戦時代」。南シナ海、台湾海峡でも波高しといった様相ですね。
# 冒頭の画像は、米海軍のミサイル巡洋艦バンカーヒル
シナヒイラギの果実
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