遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

東シナ海ガス田共同開発の日本案は、中国施設に資金提供

2006-01-02 00:03:41 | 東シナ海ガス田
「白樺」(中国名・春暁)ガス田で、中国本土へ向けたパイプライン完成・生産開始が指摘されていましたが、政府は10月1日の前回協議で、日本が主張する排他的経済水域(EEZ)の日中中間線の両側での共同開発を提案していました。政府が中国政府に提案した共同開発案の概要が31日、明らかになりました。
 東シナ海ガス田共同開発 日本案 中国施設に資金提供 (産経新聞) - goo ニュース
 ガス田協議、めどなく越年 政府、中国の生産を警戒 (共同通信) - goo ニュース

 日本が共同開発の対象区域に挙げているのは、地下構造が中間線にまたがっているか、その可能性が高い白樺ガス田(中国名・春暁)、樫ガス田(同・天外天)、楠ガス田(同・断橋)など四つです。
 共同開発の内容は、すでに稼働している中国の採掘施設に資金を供与し、日中が共同で運営する形態をとることで、採掘される石油や天然ガスを日中双方で分配しようというものです。

 中国がもともと提案していた協働開発は、中間線から日本側海域だけを対象とするように主張。日本は、昨年秋の日中局長級協議で対象海域を東シナ海全域に広げるよう求める対案を提示したのでした。
 しかしながら、10月17日の首相靖国参拝以来硬直した日中関係の中で、日中協議は再開のメドも立っていません。
 このままでは、生産開始の既成事実がなし崩しに実現されてしまいます。
 そこで、年末にコメントを出したのかも知れませんが、もっと声を大きく広く世界中に向けて発信し、多くの国々の人たちに中国の覇権主義を知って貰わねばなりません。
 また一方で、合法性を別にすれば、苦労してリスクも背負って開発して、稼働が始まるときになって、開発費用は負担するから、調査したデータを公開して比例配分し共同の開発にしましょうといわれても、私だったら素直にはうんとは言えません。
 人様に頼るのではなく、時既に遅しなのですが、自力でEEZラインを守りながら開発し、実績を背景に交渉しなければ、まともに聞く耳をもつお人好しは、国境争いをしている国同士で居るはずはありません。
 急ぎ防衛力を増強し、ガス田の開発開始に向け精力的な実働を開始してゆかねばなりません。

 二階経済産業大臣、麻生外務大臣、よろしくお願いします。

 

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