鵠沼・昔砂丘の一本松

湘南藤沢住人の記憶の手掛かり …… フォト・ブログ

片瀬西浜の地引網

2010-06-17 | 藤沢

梅雨の晴れ間、片瀬西浜の地引網を初めから終りまで観察しました。
地引網を引くのは幼稚園児とその父母の皆さんでした。


最初に目に入ったのは砂場でワイヤーをコイルに巻いている3人でした。
地引網を沖から引くときは、先ず網の先に繋いだワイヤーをモーターで引き上げるのです。
この段階では、参加者は何も気づいていません。


漁師さんたちは目印の黄色い浮きを置いたり、
引き上がった地引網を収納するリヤカーを所定の場所に置いていました。


笛が鳴って、いよいよ地引網用意です。先ずワイヤーに沿って整列です。


ワイヤーと地引網の繋ぎの部分が見えると、漁師さんが先頭で地引網引きがはじまりました。


お父さんもここぞとばかり一所懸命に綱を引っ張っていました。
ただ眺めているだけのお父さんもいました。


網が水際に近づくと、突然トンビが沢山集まってきました。
驚いて見上げている皆さんです。


やって来たのはトンビだけではありません、カラスもおこぼれを貰おうと集まっていました。


地引網が引き上がると、参加者が丸く囲んでしまい、中の様子が見えなくなりました。
トンビよりも、カラスよりも、人間ががんばっていました。


海水できれいに砂を洗って大きな桶に入った収穫の魚です。
この後氷が上に入れられ、調理場に運ばれて行きました。