手広にある三十番神宮を訪ねました。
バス停側の横道に入ると、すぐ公園がありました。
公園脇のアジサイの咲く細道が三十番神宮の参道でした。
この神宮は、小田原・北条氏の家臣であった嶋村采女氏の隠居所の守護神として建てられた堂のようです。
三十番神とは、「一ヶ月三十日間、交代で国を守る神」で、日蓮宗では「法華経の信仰者を守る神」として祀られました。
境内に日蓮宗の法華経の石碑がありましたが、側面には「嶋村采女氏神也」と刻まれていました。
明治の神仏分離で取り壊されそうになったので、稲荷神社として届け、取り壊しを逃れたようです。
境内の片隅にあった庚申塔です。
三十番神宮の近くにある嶋村家の子孫と思われる旧家です。