今回の四谷社寺めぐりの終点は、「四谷怪談」ゆかりのお岩稲荷でした。
本性寺の先を右折すると、道の両側に赤い幟がはためいていました。
右手にあったのは、お岩霊堂のある陽明寺でした。
この寺は現在は縁結びの寺として繁盛しているようです。
少し先の左手がお岩稲荷田宮神社でした。
この神社も、現在は商売繁盛や都合の悪い縁を切り良縁を願う神社として、陽運寺とセットで参詣者を集めているようです。
田宮神社の掲示によると、主人公田宮伊右衛門とお岩は夫婦円満であり、お岩稲荷はその屋敷内にあった社のようです。
「四谷怪談」はあくまで後世のフィクションですが、そのフィクションの力があまりにも絶大なので、
現在に至るもこうして赤い幟がはためいているのでしょう。