立春を過ぎたとはいえ、まだまだ寒さは続くのですが。。。。
でも こちら、けっこう暖かいのですよ(*^^*)
ストーブが必要なのは、朝起き抜けと 寝る直前ぐらい、昼間なんて 日当たりいい温室部屋のおかげで、時間によっては こたつもいらないぐらい♪
日もずいぶん長くなってきたし、すでに春の予感に胸ときめかせたりして
こんなこと書いてたら、実家の父から電話がかかってきました。
毎年牡蠣を送ってくださるお友達から 今年もいただいたので、牡蠣フライを作ろうと思うが、レンジの揚げ物機能がうまく働かないとのこと。
私は 揚げ物機能自体知らずに、実家では 普通に揚げ物用じゃないほうのコンロで かき揚げもコロッケも作っていたので、たぶんそれでいけるよと伝えましたが☆
とにかく ひとりではいただききれないほどの量なので、いそいでフライにして、ご近所におすそ分けしたり、私にも送ってくれたり。
去年は ちょうど白浜の寮で受け取ったのだけど、お手製のタルタルソースまでついて、感激だったなぁ♪
明日の晩は、どうやら牡蠣フライで決まり! のようです、うれし~ \(^o^)/
母が すっかり氣力も調理意欲もなくして たびたび助っ人に行ってたころは、もう親の手作りご飯に甘えるなんて日は来ないんだなぁ。。。。と ちょっと寂しいような 名残惜しいような氣持ちだったのですが、まさか 父でそれが復活するとは 思いもよりませんでした。
実家に行くと、着いてすぐの晩ご飯は 父の手料理。
氣に入ったメニューは、飽きるまで同じものをえんえん繰り返し作り続ける人で (実は 私も同じなんですが) 、ゆえに レパートリーが増える速度は遅いものの、確実に一品ずつものにしていって、今では得意料理が7~8種はあるはず。
これがまた、どれもこれも美味しいのですよ♪
見ていて面白いのは、私や母などは どちらかというと 感覚・ひらめき派 (適当ともいう) だったのに対し、父は 理論派というか 男性脳優位というか、料理本も 機械のマニュアルや 法律文書と似たような扱いで、とにかく書いてあるとおりきっちりやれば それなりのものが出来る、という姿勢。
調味料なんかも 薬剤の調合のごとく 小さじ2分の1だの4分の1だのまで きっちり計るし、材料も つけ合せや薬味に至るまで まったくのレシピどおり。
この
「男子厨房に入らず」 というほと頑固ではないけれど、よほどの非常事態でもない限り まあ台所に立つことはないだろう、と信じて疑わなかった父が、しかも80過ぎて ほぼ一からのスタートで、しかも やむを得ず渋々・・・ではなく おおいに楽しんでいる! Σ(゜д゜ノ;)ノ
世の中なにが起こるかわからないものですね (おい)
父の手料理に舌鼓を打ったり、父と 料理技だの 調理道具だのについて あれやこれやと楽しく語り合う日が来ようとは。。。。
ましてや、父からご飯の差し入れが送られて来る日があろうとは。。。。
あれ?
最初はこんな話じゃなく、なにかもっと違うことを書くつもりだったんだけど。。。。。
牡蠣フライのお知らせで、すっかり飛んでしまいました (^◇^;)
ま、いっか~♪
半世紀 身近で眺め続けてきた人の、本人すら氣づいていなかった 新たな一面が開花するさまを眺めるのは、なかなか心躍るものです
母を見送った喪失感が薄れるにつれ、元気を取り戻し、新たな意欲が湧き、ついには 仕事に家事に趣味に 大ブレイクした父。
人間、自分で限界を設けない限り そもそも限界などないのだ、という生きた見本が こんなにも近くにいてくれたこと、そして そんな事実に氣づく機会があったこと、心から感謝です