毎日がしあわせ日和

ほんとうの自分に戻れば戻るほど 毎日がしあわせ日和

開花♪

2015年02月07日 12時34分51秒 | ふと思うこと


立春を過ぎたとはいえ、まだまだ寒さは続くのですが。。。。

でも こちら、けっこう暖かいのですよ(*^^*)

ストーブが必要なのは、朝起き抜けと 寝る直前ぐらい、昼間なんて 日当たりいい温室部屋のおかげで、時間によっては こたつもいらないぐらい♪

日もずいぶん長くなってきたし、すでに春の予感に胸ときめかせたりして




こんなこと書いてたら、実家の父から電話がかかってきました。

毎年牡蠣を送ってくださるお友達から 今年もいただいたので、牡蠣フライを作ろうと思うが、レンジの揚げ物機能がうまく働かないとのこと。

私は 揚げ物機能自体知らずに、実家では 普通に揚げ物用じゃないほうのコンロで かき揚げもコロッケも作っていたので、たぶんそれでいけるよと伝えましたが☆

とにかく ひとりではいただききれないほどの量なので、いそいでフライにして、ご近所におすそ分けしたり、私にも送ってくれたり。

去年は ちょうど白浜の寮で受け取ったのだけど、お手製のタルタルソースまでついて、感激だったなぁ♪

明日の晩は、どうやら牡蠣フライで決まり! のようです、うれし~ \(^o^)/




母が すっかり氣力も調理意欲もなくして たびたび助っ人に行ってたころは、もう親の手作りご飯に甘えるなんて日は来ないんだなぁ。。。。と ちょっと寂しいような 名残惜しいような氣持ちだったのですが、まさか 父でそれが復活するとは 思いもよりませんでした。

実家に行くと、着いてすぐの晩ご飯は 父の手料理。

氣に入ったメニューは、飽きるまで同じものをえんえん繰り返し作り続ける人で (実は 私も同じなんですが) 、ゆえに レパートリーが増える速度は遅いものの、確実に一品ずつものにしていって、今では得意料理が7~8種はあるはず。

これがまた、どれもこれも美味しいのですよ♪




見ていて面白いのは、私や母などは どちらかというと 感覚・ひらめき派 (適当ともいう) だったのに対し、父は 理論派というか 男性脳優位というか、料理本も 機械のマニュアルや 法律文書と似たような扱いで、とにかく書いてあるとおりきっちりやれば それなりのものが出来る、という姿勢。

調味料なんかも 薬剤の調合のごとく 小さじ2分の1だの4分の1だのまで きっちり計るし、材料も つけ合せや薬味に至るまで まったくのレシピどおり。

この融通利かない堅実な方式が 初心者たる父には合っていたのでしょう、仕事を忙しくこなしながら 調理意欲も衰えるどころか ますます盛んになり、事務所には毎日手作り弁当持参、好物のあんこも 欠かさず煮て常備、昨夏など 訪ねていったら 台所に手製の梅シロップの瓶がどん!と置かれていて、こちらは完全ノックアウト。

「男子厨房に入らず」 というほと頑固ではないけれど、よほどの非常事態でもない限り まあ台所に立つことはないだろう、と信じて疑わなかった父が、しかも80過ぎて ほぼ一からのスタートで、しかも やむを得ず渋々・・・ではなく おおいに楽しんでいる! Σ(゜д゜ノ;)ノ




世の中なにが起こるかわからないものですね (おい)

父の手料理に舌鼓を打ったり、父と 料理技だの 調理道具だのについて あれやこれやと楽しく語り合う日が来ようとは。。。。

ましてや、父からご飯の差し入れが送られて来る日があろうとは。。。。




あれ?

最初はこんな話じゃなく、なにかもっと違うことを書くつもりだったんだけど。。。。。

牡蠣フライのお知らせで、すっかり飛んでしまいました (^◇^;)

ま、いっか~♪




半世紀 身近で眺め続けてきた人の、本人すら氣づいていなかった 新たな一面が開花するさまを眺めるのは、なかなか心躍るものです

母を見送った喪失感が薄れるにつれ、元気を取り戻し、新たな意欲が湧き、ついには 仕事に家事に趣味に 大ブレイクした父。

人間、自分で限界を設けない限り そもそも限界などないのだ、という生きた見本が こんなにも近くにいてくれたこと、そして そんな事実に氣づく機会があったこと、心から感謝です