毎日がしあわせ日和

ほんとうの自分に戻れば戻るほど 毎日がしあわせ日和

面白きこともない世を 面白く♪

2015年02月20日 11時29分25秒 | 貴秋の視点、すなわち偏見


タイトルは、ご存知幕末の長州志士・高杉晋作の辞世の歌から。

いうまでもなく、高杉さんの御歌に ♪はついておりません




貴秋の人生キーワードに 「面白い」 というたぐいの言葉が入り込んできたのは、秋の白浜でたまたま見た 阿川佐和子さんと所ジョージさんの対談番組から。

所さんの 「面白がればいいんですよ」 というさらりとしたお言葉と ややシニカルがかったゆる~い雰囲気に、なにやら新しいスイッチを押された氣がして。




生まれつき生真面目な性格というのもあるのかもしれませんが、かつてのネガ全開の私、面白がるなんていう思考回路が育つ余地は まったくといっていいほどなかったらしい。

そういう視点って 氣持ちにゆとりがあってこそ持てるもの、いつどこからどんな災難が降って湧くかと 絶えずピリピリ張り詰めていっぱいいっぱいな人間には、とうていムリな話。

せっかくキーワード入りした 「面白がる」 ですが、まだまだ余裕のなかった白浜でのこと、他のもろもろのワードや思いつきと同じく いったんは忘れられ、再び日の目を見るまでには そこそこの時間がかかりました。




「面白がる」 の復活は、ごく最近のこと。

恐れや不安が 相当量溶かされ薄れて ゆとりが出てきたのでしょう、これまで ひたすら真摯の一点張りだった内観も、ちょっと様相が変わってきて。

やたら真面目で深刻なだけって もう飽きた、退屈ー と言い出す声が聞こえてきたんです。

例の反抗期の子でしょうか (^_^;)




「反抗期」 って、端から見れば たしかに反抗なんだけど、本人からすれば 生命力の発露なんですね♪

自己の意思がはっきりしてきて 行動力もついてきて、そこに方向性が加わって、「こうやりたい」 「こうやる!」 と、ごく自然に。

そんな純粋なエネルギーを 力づくで押し留めようとすれば、反発が起きるのは 当然のこと

ここは、見守る大人の腕の見せどころですね☆




やや話がそれましたが、「面白がる」 。

長年心にかぶせていた自制のフタに 亀裂が入り、いささかいびつではありますが、生命力・意志力・行動力が すきまからぐいっと漏れ出てきたような。

それにつれて、心の底に沈んでいた 「面白がる」 が 再浮上したようです。

深く考え込んでるときに 無意識に浮かべている 自身の眉間のシワやへの字口を見ただけで、今はなんだか笑えてきます




面白がるって、そうなろうとしてなれるものじゃなさそうですね。

内心の緊張や力みがとれて 初めて浮かび上がってくる境地なのかと。

シニカルな笑いは、多少氣が張ったり尖ったりしているときでも出てくるけれど、心からおかしがる、面白がるっていうのは、もうちょっとふわっと力が抜けて 初めて表れるような氣がします(^^)




ニュースは 相変わらず見出し程度しか見ませんが、笑えない・シャレにならない話題の多そうなこと。

そんな中にも 例のアイ○ラとかI○ISちゃんみたいな話もあって、元の話の深刻さと 笑いに内在する皮肉のトゲが デンジャラスな流れを呼び起こしそうなのが氣がかりですが、これ以上悲惨になるぐらいなら 笑いのほうへ持っていってしまえ、という思いは、まあわからないでもない・・・・かな。

これらについては 不謹慎のそしりをまぬがれないとしても、武器をかざし 利権を巡ってにらみ合うような力みを中和する ゆとりある心の人が増えるだけで、世界の動きは変わる、みんなよくなる方へ動く、そんな氣がします(*^ー^*)

以前に書いた フラッシュモブなんかも、そんな流れの一環なんじゃないのかな♪




まあ、こんな山の中で ろくすっぽテレビも新聞も見ないちっちゃな個が 世界を語るなんておこがましいことですが、少なくとも 身の回りに小さな平和ぐらいは実現させたいもの。

それにはまず 足元から。

ようやっと調和や明るさが生まれ始めた心でもって、きょうはなにを創りましょうか




世を面白くするのは案外、そんなありふれた暮らしを存分に楽しむ 庶民の領分なのかもしれませんね