毎日がしあわせ日和

ほんとうの自分に戻れば戻るほど 毎日がしあわせ日和

限りなく

2015年02月08日 09時20分06秒 | 貴秋の視点、すなわち偏見


前の記事。。。。投稿して しばらく経ってから、ふと氣がつきました。




前にも 同じようなこと書かなかったっけ?




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最近 過去記事読み返すことがほとんどないので、定かではないのですが、父の手料理やら 梅シロップやらの話、な~んか書いたことあるような。。。。。


もし重複してて 「またかよ」 と思われた方がおられたら ごめんなさい m(__)m




ただ、今回一番言いたかったことは、おしまいの一文に集約されていまして。

年末に実家にいたとき、こんなことがあったのです。




あれはたしか12月28日、NHKだったと思うのですが、 「年内残り3日で 1年分の老化をゼロに戻して若返る」 だったかな? そんなムチャ振りのようなテーマに取り組む番組をやっていて。

台所で立ち働きながら 見るともなく見ていたのですが、最初のうちは冗談半分みたいな回答ばかりだったのが、終わり近くなって ん? と耳をそばだてるような内容に変わり、たしか一番おしまいが、実際に数人の男性被験者の協力の下行われた、ある実験。

実は私、ディーパック・チョプラ著 「エイジレス革命」 という本で、この実験の元である ハーバード大学の心理学実験の話を読んでいたので、すぐぴんときたんですが。

テレビのほうは 細かいところを忘れてしまったので、元実験のほうで説明すると、1975年に行われたこの実験、75歳以上の健康な男性数名に 田舎のリゾート地で1週間共同生活をおくってもらうというものですが、条件がひとつあって、20年前、つまり1955年以降の新聞や雑誌・本・家族の写真などを いっさい持ち込まないよう指示されるのです。

現地に着くと、実験の舞台となる部屋に置かれている新聞・雑誌、流れる音楽など すべて1955年当時のもの。

さらに、全員が20年前の姿の写真を身につけ、20年前の出来事や家族の様子などを 現在形で語り合い、自身も20歳若い 現役バリバリのつもりで仕事の話などをすることになったのです。

要するに、20年前の自己イメージでもって 1週間を過ごす、ということ。

今回のテレビでも、そっくり同じようにして 現代日本バージョンで 実験が進められました。

結果は、ハーバードのときも今回も共に、実験後のさまざまなテストによって、肉体的にも精神的にも 多くの面でほぼ全員が 実験前より若返ったことが確認されたのです。




これを見て すぐに思ったのが 父のこと。

身近で見慣れているゆえか あまり意識したことはなかったのですが、父は 歳よりはるかに若く見えるらしく、実年齢を聞いて驚く人たちを 何度も見てきました。

健康状態もきわめて良好、ちょくちょく受けている検診などでも 悪いところはまったくといっていいほど見当たらず。

仕事も現役バリバリ、むしろ 母に氣を使うことがなくなった分 以前より精力的に打ち込んでいる様子。

これって、やはりこの 「自己イメージ」 と関係があるのでは? という氣がしたのです。




ハーバードと今回の番組、どちらの実験も 被験者はすでに現役を退かれた方々のようで、それが20年前の現役時代の意識に戻るとどうなるか、というのが この実験の肝。

「エイジレス革命」 によると、ハーバードの実験の前提にあったのは、「自分を若いとみるか、年寄りとみるか、自己イメージが老化のプロセスに直接的な影響を与えるのではないかという仮説」 。

結果から見るに この仮説、どうやら正解らしい。

なら、ハナから自分が老いたと思ってもいない人の場合は どうなるのか?




母が旅立ったあと、父とのコミュニケーションが それまでになく濃くなって 思うのは、「この人の目線は 常に前を向いている」 っていうこと。

これからは こんな仕事をやっていくつもりだ、事務所をこういうふうにしたい、次はこの料理に挑戦しようか、部屋をこんなふうに改装したい、趣味のマンドリンをもっと練習したいし アマチュア合唱にもまた参加したい、と、常に夢と希望に溢れた話ばかり。

しかも、ただの夢に終わらせず、少しずつながらも 着実に実現させている。

自分を年寄りと思うどころか、そもそも 「老い」 という概念自体を持ち合わせていないとしか見えません。

自分を老いたと思う氣持ちは 過去との比較から生まれるものですが、この人の意識は 常に 今してること・今したいことにフォーカスされている。

思い出話をまったくしないわけではありませんが、そこから 「昔はよかった」 的な方向にいくことは まずなし。

その結果が、若返るより先に そもそも衰えが進まないという形で現れるのかと。

老いを考えない意識は、どこまでも意氣盛んな精神と 健やかな肉体を生み出し続ける、そんな氣がします。




これほど身近に 生きた見本があると、改めて 思いが現実を創ると知ることの重要さが心に沁みると同時に、いつ何時からであろうと、よくなるチャンスは限りなくあるのだと おおいに勇氣づけられます。

思い方ひとつで、人生は がらりと変わる。

そして、思いは いくらでも変えることができるのです。