毎日がしあわせ日和

ほんとうの自分に戻れば戻るほど 毎日がしあわせ日和

安心して自分の道をゆくがいい (^^)v

2016年04月28日 09時03分13秒 | 貴秋の視点、すなわち偏見


内的探究に没頭するようになってから 貴秋が読みあさった本の数は、軽く三桁に上るでしょう。

かつて勝手に師と仰いだ人は、まだスピリチュアルなどという概念が世を席巻する前から 質のいい情報には 抜群の嗅覚&吸引力を発揮する人で、この人の下で得た情報は 今も、いやむしろ今になるほど その確かな内容と魅力、さらに網羅する分野の幅の広さに 感嘆させられるばかり。

そして 独学独習の身となってからは、幸運にも折からのスピリチュアルブームに乗っかって もう読むわ読むわ、かの古典ナポレオン ・ ヒルから いまだわがバイブルの位置にある 「神との対話」 、爆発的に広まった引き寄せシリーズに 日本の本田健さんや斉藤一人さんのご著書などなど、また 本のみならず ちょうど手を出し始めたネット世界の情報網にも助けられ、どれほど多くの良質で濃厚な手がかりを頂いたことか。

・・・・・・・とここまではよかったのですが。




スピリチュアルの名が示す世界はひとつでも、取り出し方・ 表し方は人それぞれ、多くの本やサイトを読むほど 相矛盾する話も多く出てきます。

また、多くの方が さまざまな具体的手法を載せてくださっているのですが、ゆったり座って目を閉じ 呼吸を整え。。。。あたりから始まる種々のワークや鍛錬法、ひとつをこなすだけでもかなりの時間がかかるそれらを 数種併用していたら、それだけで半日やそこら経ってしまいそう

そして 中でも一番の問題は、「私はこれこれこうしてこんなことがあって、今はとてもうまくいっていますよ」 という内容の記事を読むと決まって、勇氣づけられるより先に 「それができない (できていない) 自分」 に意識がいき、やっぱり私だめだ~ とひがんで自信を失ってしまうクセ。





そんなこんなで 悩み迷いながら進むこと十数年、その上で思うのは、やはり 「氣づきの道は 人それぞれ」 ということ。




スピリチュアルに限らず どんな道も、人の数だけあります。

絵でも音楽でも、同じひとつのものを描いても 同じひとつの楽譜を演奏しても、二つと同じものは出てこない。

たとえ最初は真似から入っても、完成するころには オリジナルになっている、それが個性というものなのですね。

情報はいくらもあるけれど、そこから何をどう取り込むか、何をもって自分の答とし、それをどこにどのように見出すかは、どうやら人に教えてもらうことではないようです。




ぱっと見矛盾して見える情報も、ふと 矛盾しながら同時に成立することが腑に落ちたり、対極にあるようで 実は案外近いものだとわかったり、なんていう日がやってきます。

さまざまな鍛錬法やエクササイズについても、抵抗なく手が出るものだけに絞っていけば、ふと氣づいたら 自分だけのお氣に入りのオリジナルメニューが出来上がっていたりします。

そんな中から いつの間にか、自分だけの道が形を現すようです。




そして 他者との比較、これも意味をなさないことを思い知りました。

比較が成り立つのは 互いに共通の物差しがあってこそですが、ひとりひとりのルートもタイミングもバラバラなこの道に そんなものはないのです。

よく 変化の過程を 1.2.などと番号つけて 順に箇条書きにされているのを見かけますが、これも 境界線のあいまいなこの世界では、そんなすっきりきれいな順序や区分けは まず成立しませんから、多くはおおよその話であり 言葉化のための方便というものでしょう。

実際には、突然以前の状態に戻ったり、ひとつのプロセスを何度も行き来したり、複数のありようが重なって起こったり、なんてしょっちゅう。

著者の方にはそのとおりだったのでしょうが、読ませていただく側は 自分には自分の道筋があるとわかった上で 参考にさせてもらうぐらいでちょうどかと思います。

さらに、五感の世界には 早いほう ・ 先んじたほうが優れている、なんて価値観が蔓延していますが、時間概念が意味を成さないこの世界には それもまた当てはまりません。

私たちは 結果を出すためではなく プロセスを体験するためにこの世にやってきたのですから、急げば せっかくの機会を ちょっぴりしか味わえずに終るだけのこと。

何かを知ったからえらい、とか 知らないのは劣っている、とかいうことでもありません。

それぞれに ベストな順序やタイミングがある、というだけのこと。

自分がまだ体験したことない情報は、今の自分には見えない角度の補いであり、これから自分が進む方向の それとない示唆。

早い遅いを氣にすることなく、自分には自分独特の 最適なタイミングで すべてが用意されていると心に決め、他者の話は 手がかり ・ ヒントと受け止めて いいとこどりで、自分だけの道をみつめ、じっくり歩めばいいのです。




ただ 起こることすべてが 自分にとって最高なんだと思い定め、あとは成り行きの出会いを楽しみつつ 安心して自分の道をゆけばいい。

精神の歩みって そんなものなんだと、今では思っています (^^)