毎日がしあわせ日和

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映画 「アンブレイカブル」 より ~ 「この世界のどこかに 対極の要素が必ず存在する」 という信念

2018年08月25日 12時52分57秒 | 貴秋の視点、すなわち偏見


その昔、M ・ ナイト ・ シャマラン監督の 「アンプレイカブル」 という映画を見たことがあります。

あらすじをお知りになりたい方は こちら (ネタバレあり) をどうぞ。

この先の文章でも作品内容に触れていますので、きょうもまたご注意くださいね。













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「アンブレイカブル」 の筋をひとことでいえば、先天性の難病で非常にもろいからだの持ち主 イライジャ ・ プライス (サミュエル ・ L ・ ジャクソン) が、そんな自分と対極の超人的肉体の持ち主がこの世に必ず存在するはずとの信念から 列車事故でただひとりの生存者 (しかもほとんど無傷) となったデイヴィッド ・ ダン (ブルース ・ ウィリス) を見つけ、そのヒーロー的潜在能力の開花に力を貸すというお話。

主人公はデイヴィッドのほうなのに イライジャ目線のあらすじになっていますが、このイライジャの信念というのがこの話の肝なのです。

信念と単なる情報の違いは それをもとに実際に行動を起こせるかどうかだと思うのですが、イライジャは狂氣といいたいほどの執念と度を越した手段でデイヴィッドを探し当て、背中を押して現し身のヒーローを誕生させたのですから、その信念も筋金入りといえるでしょう。

「この世界のどこかに 対極の要素が必ず存在する」 、イライジャにとって それは憶測ではなく真実だったのですね。




まあ映画のことだし イライジャの狂氣じみた信念はともかく、二極性がこの物質世界の根源的理 (ことわり)だということは 貴秋も事実と思っています。

そういう目でテレビや新聞のニュースを見ると、ずいぶんとネガに傾いている印象を受けるのですが、日本のマスコミには悲観的な方が多いのか、それとも実際に世界の様相がかくも悲観的なのか。

しかも、生態系の異変や少数民族への迫害など もっとも真剣に考えなければいけないことほど取り上げられないという奇妙な現象も。

こんな世情にうんざりしたり文句をつけたりしたくもなりますが、一方で そういう大手マスコミだけでは日の目を見ないような情報をネットなどで流して下さる方がおおぜいおられるのも また事実。

イライジャの信念は こんなところにも実際生きているのですね。

そして私たちは、あってはならないものを糾弾するのも手段のひとつですが、ネガに対するポジの要素を増やすことで 未来に希望をつなぐこともできます。

否定的な要素があれば どこかに必ずその対極の要素も存在するのですから、そういう活動をしている人を見つけ出して広く紹介する、活動メンバーや支援者を増やす、資金面から支える、など それぞれにできることがきっとあるはず。




そしてなにより 私たちひとりひとりが自身の内のネガに勝ちを譲らないこと、これは老若男女誰にでもできるもっとも身近な手立てであり、自分も世界も大切にすることに確実につながる行動だと思うのです。