Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

黙ってるからよけいに怖い

2006-03-14 | 木の家の暮らし
気象予報通り、今日は本降りになった。風もあるのでときおり横殴りの雪。が、しかしこういう雪はあんまり怖くない。本当に怖いのはもっともっとふわふわした雪が何にも言わずにはらはらと降り続ける時だ。「しんしん」という形容詞はうまくつけたもんだ、と感心する。そういう時に降る雪は、綿の花のようにふんわりしていて、直径は2cmほどだろうか。降り出した時は、きれいだな、なんて思ってるけど、こういう雪はあっという間に積もり始める。

雪が物言わぬのは、当たり前なのだが、例えば雷がドーンと落ちる音の恐怖感というのは、雪にはない。が、しかし、ただただ黙って2時間も3時間も降るのを眺めていると、背筋がぞわっとする恐怖感を感じる。自然の猛威というのとはまた違う。うまく表現できないのだが沈黙の恐怖とでも言うのだろうか。じわりじわりと包囲されているような閉塞感。じっと見ているとほんとに落ち込んでくるので、気持ちが下降線な時に雪を見続けるのは危険なのである。