Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

コネクテッド

2010-03-09 | 外国映画(か行)
★★★★ 2008年/香港・中国 監督/ベニー・チャン

「ダイ・ハードのリメイク?」


アメリカ映画「セルラー」のリメイク。オリジナルは未見。

ロボット設計士のグレイスは、ある日突然何者かに拉致される。恐怖の中、電話回線を復旧した彼女だったが、その電話を偶然取ったのは普通のサラリーマン・アポン。娘が誘拐されるから、どうか小学校へ行って欲しい。死にものぐるいの訴えに、やむなく動き出すアポン。

巻き込まれ型アクション・サスペンスなんですが、いやはや普通のサラリーマンのわりには、カーチェイスも、アクションもすごいのなんの。どちらかというと「セルラー」ではなく「ダイ・ハード」のリメイク?ってくらい、主人公が死なない(笑)。そんなアホな!って展開ですけれども、勢いがすごいのでぐいぐい引っ張られますね。随所に挿入されるコミカルさな場面や、アクションシーンでちらっと見られるカンフー的なエッセンス。リメイクですけど、香港映画らしさを見せているのもとてもいいです。悪いヤツが警察ってのは、オリジナルと同じでしょうか。悪役の設定がありきたりなのが不満でしたが、エンタメとして素直に2時間楽しめる作品だと思います。