★★★☆ 2017年/アメリカ 監督/アーロン・ソーキン
140分という長尺を飽きさせないアーロン・ソーキンの手腕はさすがだが、稼げる以外にそれほどメリットのないポーカー運営になぜモリーはそこまで取り憑かれたのか。その心理描写が弱い。この手の映画ってハラハラしてナンボでしょ。もっとエモくさせてくれよって感じで消化不良。
波乱万丈の人生をそのまま映像化するとつまらないってことがままある。本作でも父娘の確執は何度も描かれるが、それがどれほどの影を落としているのか、全然見えて来ない。140分もあるなら、そこをもっと見せて欲しかったな。ケビンコスナーだからシュッとしてるけど、まじでクソ親父なんだもん。