★★★★☆ 2011年/アメリカ 監督/デビッド・フィンチャー
(DVDにて鑑賞)
「移民の歌で決まり」
スウェーデン版は見ていませんし、原作も読んでいません。だからでしょうか、大変面白かったです。
とにかく、リスベットの悪夢をイメージしたというオープニングタイトルのカッコ良さと言ったら。
そして、ツェッペリンの「Immigrant Song」!そりゃあ、テンション上がりますよ。
このクールなオープニングにドキドキするから、158分という長尺を飽きずに見られるようなもんです。
近年のフィンチャー作品の中では、イマイチという声もあるようですが、私はこのリメイクを彼に頼んだのは、正解だと思う。
猟奇殺人や強姦事件などのタブーな題材に対する観客の好奇心を満たしながら、娯楽作品に仕上げる手腕というのかな。
こうした題材って、面白かったと思う自分に自己嫌悪を抱くことが結構あるんだけど、
フィンチャーの場合はあまりそういうことを感じさせない。
リスベットに酷い仕打ちをした男が後になってお仕置きされるシーンなんか、スカッとしちゃう。
聖書になぞらえた猟奇殺人事件も、そこを強調されると好奇心を煽られているようでげんなりするんだけど、
あまりそのエピソードは掘り下げることはしてないし。
だって聖書がらみというのが、使い古されたネタの気がするんだよね。原作読んでなくてなんだけど。
もしくは、やり過ぎると「セブン」と似ているって言われるのを避けるためとか(笑)。
この辺、原作やスウェーデン版をご存じの方は描き込みが足りないと思ってしまうのかもね。
舞台をアメリカに移したりせず、スウェーデンにこだわったのがいいですね。
吹きすさぶ吹雪、凍てつく道路、いわくありげなヴァンゲル一族。
犬神家は那須湖畔、八つ墓村は岡山県鬼頭村と決まっているように、
スウェーデンの孤島でないと雰囲気も盛り上がらないでしょう。
そして、無精ひげのダニエル・クレイグがセクシー。
スウェーデン版では彼よりもリスベットの存在感が強烈ということなので、
スウェーデン版をこれから見たいと思います。楽しみです。
(DVDにて鑑賞)
「移民の歌で決まり」
スウェーデン版は見ていませんし、原作も読んでいません。だからでしょうか、大変面白かったです。
とにかく、リスベットの悪夢をイメージしたというオープニングタイトルのカッコ良さと言ったら。
そして、ツェッペリンの「Immigrant Song」!そりゃあ、テンション上がりますよ。
このクールなオープニングにドキドキするから、158分という長尺を飽きずに見られるようなもんです。
近年のフィンチャー作品の中では、イマイチという声もあるようですが、私はこのリメイクを彼に頼んだのは、正解だと思う。
猟奇殺人や強姦事件などのタブーな題材に対する観客の好奇心を満たしながら、娯楽作品に仕上げる手腕というのかな。
こうした題材って、面白かったと思う自分に自己嫌悪を抱くことが結構あるんだけど、
フィンチャーの場合はあまりそういうことを感じさせない。
リスベットに酷い仕打ちをした男が後になってお仕置きされるシーンなんか、スカッとしちゃう。
聖書になぞらえた猟奇殺人事件も、そこを強調されると好奇心を煽られているようでげんなりするんだけど、
あまりそのエピソードは掘り下げることはしてないし。
だって聖書がらみというのが、使い古されたネタの気がするんだよね。原作読んでなくてなんだけど。
もしくは、やり過ぎると「セブン」と似ているって言われるのを避けるためとか(笑)。
この辺、原作やスウェーデン版をご存じの方は描き込みが足りないと思ってしまうのかもね。
舞台をアメリカに移したりせず、スウェーデンにこだわったのがいいですね。
吹きすさぶ吹雪、凍てつく道路、いわくありげなヴァンゲル一族。
犬神家は那須湖畔、八つ墓村は岡山県鬼頭村と決まっているように、
スウェーデンの孤島でないと雰囲気も盛り上がらないでしょう。
そして、無精ひげのダニエル・クレイグがセクシー。
スウェーデン版では彼よりもリスベットの存在感が強烈ということなので、
スウェーデン版をこれから見たいと思います。楽しみです。