【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

秋のイベント~吊るし柿作り~

2007-11-24 | 日記


渋柿の皮を剥いて干し柿にすると甘くなります。
そんなことを知ったのは大人になってからでした。
子供の頃、祖母方の田舎から送ってくる甘い干し柿がおいしかったぁ~~
なつかしく思い、普通の柿の皮を剥いて干し柿にしたことがありましたが、それは見事に失敗。

ちょっと大人になったとき、祖母方の田舎に遊びに行ったら、丁度、吊るし柿をみんなで輪になり作ってました。
私もいれてもらい見よう見まねで渋柿の皮剥き、コツはナイフを動かさないで左手に持った柿をクルクルクルと回しながら剥いていくんですよ。ヘタのところは一番最後。
渋柿なのに左手はベチャベチャ・・・右手も剥いた皮がからんでベチャベチャ・・・
大きな渋柿、ゴロゴロと剥けていく。
「こんな大きな渋柿、何処に生ってるん?」「裏山になんぼでも・・・」
甘い富有柿の木もありました。

甘い大きな干し柿がお正月前に送られてきたときはうれしかったぁ~~
【解明】
渋柿が甘くなるのは?
可溶性のタンニンが水分が少なくなることによって互いにくっつきあって不溶性になり、舌の味覚細胞と反応しなくなる(味覚細胞が反応するのは、水に溶けた分子)ためのようですね。
甘い糖質は渋い頃からあって、このことは干し柿を作るために皮をむいていると、ベチャベチャしてくることで実感できます。(そよかぜさん談)

大人になって干し柿でもあんぽ柿と市田柿とがあるのを知りました。
スーパーで並んでいるのを見ると、これが、結構、良い値段なんですよね。
【解説】
一般的に乾燥歩合50%程度の干し柿を「あんぽ柿」、
そして乾燥歩合25%程度の物を「枯露柿」と呼んでいます。
「市田柿」の名前で有名な、信州飯田の「干し柿」は、 この「枯露柿」になります。

ウチの近所の空き地で大きな形の渋柿の木を発見したときはスゴイ幸せ気分でした。
長~いさお竹の先にT字型のちっちゃな木をくくりつけ、柿のヘタにあててクルリッと回して手元に引き寄せます。
何回か肩に落ちたり背中に落ちたり、柿の渋が衣類につくと、大きなシミになって取れないんです。
セーターが一枚パ~に・・・・
バケツにいっぱいの収穫、初めて吊るし柿をつくったのは30ン年も前のこと。
柿の木のあたりは、もうとっくに空き地じゃなくなり家が建っています。

友人が渋柿を一箱取り寄せてくれました。
去年から吊るし柿やってます。
今年もやりました。



【おまけ】
こちらもちょっと覗いてみて下さいね,クリック→(四郷の里の秋)