うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

むくろじ

2005年11月13日 08時06分03秒 | わたしの日常です。

  数日前、早朝家の周りを見てたら、むくろじの木が何ヵ所か地上から2,30㎝の
 部位で胴吹きをしていた。太さがソーセージぐらい、高さが植え付け時に芯止め
 をしていたので、2.3m程である。

  この夏のお盆前に太陽熱温水器の具合が悪くなり、思いきってオール電化にし
 設備を入れ替えた。その熱交換器の所にむくろじがあり、やむを得ず、太いのう
 ぜんかずらとともに急拠、自分で移植したもの。直接移植だし暑い盛りであるの
 で無理を承知で、一か八かやってみたのである。のうぜんかずらはその後の経過
 は良いのだが、むくろじはおもわしくない。頻繁に水遣りをして、なんどか葉の
 枚数を減らしたり小枝の本数を切り養生につとめた。しかし、駄目か、とあきら
 めていた。

  荒療治ではあったが、これでうまくいった。あの夏、廻(めぐ)って来る季
 節、秋冷えも深まる中しみじみと嬉しくなる。

  この木は7,8年前に埼玉県越谷市にあるアリタキアーボレータムを訪ねた際
 に拾い集め、わが家の庭に種を蒔いたら発芽した。芽を吹いた数本の内、大きく
 育つ木だからと思い何本か広い敷地を持つ知人にあげたのだ。
  この木は、銘木とかに使われたり、子供のおもちゃに使う実がなるまではかな
 りの大木にしなくちゃならない。それは無理だが、上品な紅葉がいいのだ。むく
ろじはうるしとかななかまどに似た羽状複葉のザックリした印象を与えるが、き
 れいな黄色から目の醒めるような淡いオレンジ色に彩りを変える。そこだけポッ
 と明るくなる。わが家の狭い所では建物際から外にさし掛けるようにあった。


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