うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

宵の内、まだ三日月が見えぬ・・・・・⑲

2006年09月24日 19時02分14秒 | 俳句・短歌、またはエッセイ
 
 日が落ちると、わが家の庭のこぶしの大木ではこおろぎが喧しい。そのな
 かで、はて三日月はと探すが、見えない。そうか、もう少し待ってみるか。
 ところで、下の句は20数年前に親戚の叔母の葬儀にあわただしく帰郷し
 た時のもの。東北本線の小駅での感慨を表現した。

 故郷にて
 ・萩咲きて 鈍き鉄輪今は昔


 きょう、今度、自然観察会に予定している会場を5時過ぎに廻る。
 稲刈りはほぼ終了、田んぼの畦道には、そこかしこに赤い彼岸花が群生す
 る。今はすっかり日本人の農村景観の原風景になり、なじんでいる。
 これはたしか、救荒・薬用植物として中国から移入されて日本全国で繁殖
 したとされている。完全な帰化種のはずである。
 以下の句はかつて作ったものだが、そのエリアだけ見ていると絵画的なイ
 メージを与えるのは今も同じである。

 ・ひしゃげて陽を落とさん 彼岸花

 ・秋色に 真っ只中の曼珠沙華


コメント
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