うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

多忙な10月--その2

2006年11月05日 08時21分47秒 | わたしの日常です。

  <続く>
 ほかに私的な部分では、わが家の柿の木の収穫である。おととしまでとは行かないとしても今年は豊作である。品種は‘甘百目’、大きさはりんごぐらいである。多分、100個以上の収量である。今現在、まだ12個ぶらさがっている。
 あの当時は配る先があったからいいが、今年は交際先が減り自分の家で消費しなければならぬ。木に成る実は野菜よりも栄養分が色々含み豊富であり、わたしも出身は農家の小倅、食べ物は粗末にできず処理に困った。次々にもがなければ鳥にやられるか、熟しすぎて落ちてしまい地面が汚れる。
 採取後家で食べるが、食べきれず腐らしてしまうこともなんどかある。
 関係する会社には一週間に2,3度通勤鞄に入れ持参し(!)昼食時にわたし自身が皮を剥き(実はこの作業は大得意です)、デザートで食べてもらう。そんな日が今でも続いている。

 それから悲しい出来事があった。
 わが家の子供、3番目である愛猫ボンの急死である。10月10日、家内が5時過ぎに帰宅した時に、既に虫の息であわてて動物病院に連れて行ったのだが間に合わなかった。ボンは3日前の夜の外出から早めに戻り食欲もなく臥せっていたので、今日病院へ連れて行こうと決めていた矢先だった。わが家に来て3年と10ヶ月、もうすぐ3歳である。死因は不明。
 わたしが息子たちに連絡、わたしももしかしたらと、思いつつ早めに家に帰ったが、和室の仏壇の前に、遊び道具・食器とともにボン用の寝具上で横たえてあった。少し硬直が始まっており笑顔を前足に乗せ寝そべった姿である。
 わたしたち夫婦が今までに見たことがないほど、その日は,子供たちが泣き崩れて動揺している。下の子がその夜はいっしょに和室で寝た。
 今後どうするか、家族で相談した。

 ペット霊園をあらかじめ調べておき、翌日電話をし予約する。成田市内のペット霊園の火葬場に連れて行き、荼毘に付した。午後1時15分に始まり午後2時5分に終わる。
 わたしはたまたま振り替え休日であったが、子供たち二人は、上の子供は休み、下の子供はいったん出勤後早退して家に戻ってきていた。
 野外にある火葬場では、その日は風もなく良い天気で、ひっきりなしに近くの成
田空港から東南の方角へ離陸するJALだのキャセィ航空のジェット機の騒音の時
刻である。三々五々、その焼却炉の重油バーナーの燃焼音の中で吹きさらっしで切
り開いたような広場でわたしたちは待っていた。
 その後は、小ぶりな骨壷を受け取り家にまっすぐもどる。

 そのうちに庭の隅に一部分を埋葬する予定である。
  <終わり>




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立冬をむかえつつ・・・・・イ②

2006年11月05日 06時19分35秒 | 俳句・短歌、またはエッセイ

  もうすぐ立冬だ。過去の句集の秋の作品がたまっている。10月に更新を怠
  ったせいだが、森羅万象、季節は移りゆく。これからは面倒だから時系列に
  そろえて数回にわけてUPしていく。
  まずは、平成3年と4年の作。
  年の頃40歳の初めか、仕事も人生も脂ののりはじめた頃、孤軍奮闘と言え
  ば上品過ぎるが思い込みと思い過ごしを感じて、今にしては失笑の内容であ
  る。

  ・硝子戸越し 木の葉ざわめき栗を剥く

  JR錦糸町駅周辺にて
  ・秋濃くセイタカの野に山羊二匹
 
  JR新検見川駅構内にて
  ・駅階段駈けのぼり来て 厚物咲 

  ・秋冷えにわかってなるかと口を噤ぎ
               小道を往きつ遠き黒山

  ・ホテル出て妙に胸騒ぎ 駅の雑踏
           人の背を晴れがましきと申し訳なく思う

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