もうすぐに“大寒”になる頃。仕事は休み、外出したいのだけれど、今日は朝から雨がさめざめと降っている。薄暗い室内、真冬だから室内にいても寒い。せっかくだから、佐倉の国立民俗博物館にある「くらしの植物苑」へ行き、それから久しぶりに川村記念美術館に回ろうか。
もう４時で閉館になる、行ってみようかと家を出たのが、２時過ぎになった。自宅を出て、田畑の風景のなかに、抜け道をたどり狭く坂道の多い街道をくぐり着いた。佐倉は堀田氏の城下町、そこはテラス状の山城のような城址にゆったりと武家屋敷が連なり、葉の落ちた欅や桜などの大きな樹木が茂り古くしんとした風景のなかにその植物園がある。
一部の人にしか知られていないが、ここでは古典植物の朝顔、万年青、菊、椿、山茶花などを収集し公開、栽培研究をしている。今度の日曜日でサザンカ展示会は終了、それを目当てに来た。でも、地元でありながらここは初めて、わたしの意識の上では遅ればせながらちょっと仁義を切っておこうというのもある。
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