うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

里ごころのゆくえを探す・川村記念美術館

2008年12月07日 07時12分23秒 | わたしの日常です。
今日は大雪、昨日につづき好天気だ。
 川村記念美術館シリーズの3回目です。今回で終了。

 これは、美術館入口のチケット売り場付近に群れ状に集めて植えているヤマハゼ(山櫨)です。羽状複葉の真っ赤な紅葉に、黒っぽい果実がグレープ状に付いており、西日本ではロウの原料になるらしい。わたしは東北の生まれで、製造過程は実見していない。東北では自生もしていなくて、似たものとしてニガキ、ウルシ、シンジュ、センダンなどがある。一般的に紅葉狩りなどとされるとイロハモミジが思い浮かぶが、ところがどうしてどうして、このウルシ科の仲間の赤い紅葉はほかに比類ないものだと、つくづくわたしは思う。
(ちなみに、京都に代表される観光地の紅葉モミジは人工的に栽植されたもの、イロハモミジ(ヤマモミジ)は育てやすく成長も早い。クローンではないが似たようなモミジが日本全国に多いのもそのためです)

 
 ガマズミは、こんな具合にクリームイエローの光線を通したあかるい紅葉で、それに赤い実が質素についている。このころの青空を背景にした深紅の発色には鮮烈なイメージが記憶に残る。わたしにとっては、子供の時代を懐かしくおもう木の実だ。これは食べると酸っぱくとても美味とは言えず、ただただ、霜が降りた初冬の時節到来、家里近い雑木林の景色の灌木の一樹種になる。

 今回は、野鳥と小動物を見かけず残念であったが、また、この美術館の四季の自然変化をいつか書き込んでいきたい。
 それはそうと、美術館の展示内容に触れずじまいであった。まあここは、マーク・ロスコーのコレクションで知られていて、特にアメリカ現代抽象画の展示が多い。芸術一般はまた別の機会に記すこともあるでしょう。いづれにしても、一見の価値あり。美術館の周辺も含めて後悔はしないでしょう。皆さん、なにかの機会にでもどうぞお越しください。
      
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