うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

コニファーをマンションに植える

2009年03月15日 04時33分08秒 | マンションの植物管理

 最近のマンションの植栽計画では、コニファー(球果樹木≒針葉樹)をよく植える。それはコニファーの素材自体を活かした簡素なプランニングである。
 かつては芝生にシラカバなどの落葉樹を主体にしたガーデンスタイルが主流であった。その後、時代的に、南仏のプロヴァンス風、イングリッシュガーデン、ナチュラルガーデンが流行って来るのだ。つまり、一過性のもの。
 この場合、洋風庭園ということになるのだが、ガーデンデザインがデフォルメも含めフォルムがやたら直線、正円を用いて幾何学的になり過ぎるように思う。多分、今の世代にとって、良くも悪くも庭はインテリア(室内感覚とでも言うか・・)の続きの発想があるのではないだろうか。商売もあるから控えたいのだが、正直に言うとこういう庭は個人的にはあまり好まない。かえって、ゆがんだ生活感のあらわれのように思うのだ。わたしたちの住む世界はもっと雑多で猥雑感に満ちており不連続と任意の線と形に錯綜している。
 わたし自身も、この頃、あれれっまあっ、という思いではある。というのも、この世界に時代の移り変わりを自覚させられるからだ。
 ガーデンデザイナーの独創性は何処に?
 それゆえ、わたしには、ガーデンスタイルとしてはどうしても、日本庭園に見られるようにフリーハンドで描いたフォルムが最終的に残るような気がしてならない。

 ともあれ、そこで、都内目黒区にある新築の分譲マンションへ3月上旬に植えたコニファーを紹介する。植栽工事が夕方までかかり撮影もその時のもの、画像を調整したが画質がまだ粗っぽい、どうかご辛抱をねがう。


 なんだかぼんやりと幻想的な絵であるが、これは、エントランス横の樹高がH2.0mのエメラルドグリーン(ニオイヒバ/樹形は円錐形、冬季は緑葉、芳香性)と、庭園灯そばの低木はゴールデンモップス(サワラ/フイリフイリアオーレアの変異種、樹形は球形、黄金色)。

 居室前の目隠しを兼ねた、銅葉色に紅葉したH1.5mのバーキー(エンピツビャクシン/樹形は円錐形または広楕円形、刈込みに耐えトピアリーにできる)の列植、グアウンドカバープランツはフクリンヴィンカミノール(覆輪姫蔓日々草)。

庭づくりの詳しい内容、ご予算の目安はこちらです。

 お問い合わせ、ご質問に際して、連絡方法は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォーム、メール等でお願いいたします。
          
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