うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

珍しい読書習慣

2009年06月08日 05時30分07秒 | 活字中毒の日々、そして読書三昧

 最近、電車の中で本を読む。週刊誌とか資料は読むのだが、いつもいぎたなくベッドで寝ころび濫読をするわたしにしては珍しい読書の習慣だ。この間、「吉本隆明1968 鹿島茂 平凡社新書」を読了する。
 わたしは、生来、自他共に認める吉本隆明ファンだが、珍しいことにこの本は口語体で簡明に綴られており、非常に読みやすい。この本はフランス文学者・鹿島茂氏がまとめたもの。
 吉本隆明物は、知っている人は知っている本だが、極めて難解な著作物である。逆にこのような感想文的にまとめられたものは少なく、いい傾向である。
 わたしにとって、吉本隆明の本について、各人が書きあらわす批評的なものには既に食傷気味であり、どうも否応もなく自らの影響を受けた体験を語るという表現の形式が一番いいようだ。あらわしている内容には詩をはじめとして思想的な範疇もあり、根源的に系統的に、アカデミックに分析を試みようとすると大仕事になるのだ。気取りと気概も必要とされてはいるのだが。

 たとえば世に、この道ひとすじで専門職につき、生きてきた人がいる。その場合、たいがいの大人は30~40歳代以降に気づくのだが、専門的な内容である難しいことを難しく表現することは易しい。えてして符牒だらけの世界に陥るのだ。実は、一般用語とボキャブラリィで易しく表現することの方がよりいっそう一番難しい。
        
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タケノコを採って食べる。

2009年06月08日 05時10分57秒 | わたしの日常です。
例年であったら、もうすぐ入梅の頃。
 先週半ば、雨が降りつづいてカラッと晴れたなと思ったら現場の中でタケノコが見つかった。まさに、「雨後の筍」の慣用句の通り。中に踏み分けるようにして竹林に入って採ってきた。天気を気にしていたからちょっと遅れたかなと感じたが、二日間続けて収穫する。現地である職人さんからは破竹ももらう。同僚の二人に分けてあげる。お裾分けだ。

 早速、家庭で調理してもらって、煮物と味噌汁に入れ食する。
 わが田舎である東北では孟宗竹よりこの真竹が一般的である。西日本では珍しい竹である。大きくなった成竹は強度を活かして農業資材、建築材料になる。わたしにとっては美味な食物、舌触り、歯ごたえ、喉元の通過の食感、小さい頃の思い出を彷彿とさせるものだ。わたしにはこの味がいい。
 実は関東でも店舗にあまり出回らず、地元では農家の人たちが自家用で食材にする程度らしい。
    
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

こちらも・・・

blogram投票ボタン