うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

ナツヅタの紅葉

2009年12月20日 06時52分35秒 | 俳句・短歌、またはエッセイ
いよいよ寒くなった。おとといはこの冬初めて零下になったそうだ。昨日の朝は水やり用に貯めている強化プラスチックの桶に氷が張った。時候的に初氷ということになる。
 わたしの場合、休みのこんな時にはベッドで本を抱えながらごろ寝だ。電気代も灯油もいらない。今は、松本清張のものを読む。
 ちょっと、季節が遅いがナツヅタの紅葉写真を掲載する。
     
     
 その辺の山野や空き地にどこにでもあるナツヅタ。これは自宅の建物北向きのスタッコの外壁である。なかなか、こんな風に這わせている人は少ないだろう。なんとなく嫌う人が多い。塗装業者の言い方では、外壁から水漏れがするとか劣化するとか言うのだが、このつる植物は支えるためにタコのような吸盤を外壁の表面に付着させているだけで根が入り込み亀裂を生じたりはしない。当り前のことだが、水と養分の吸収は地下部の根でおこなうのだ。むしろ、葉が付いている夏場などの暑い外気温の影響を防ぐ外断熱的遮蔽面の方に効果があると思う。
 しかし、春先の新芽とともに、ナツヅタのこの紅葉もブドウのような葉形やつるの伸びた形にわたしは惹かれる。常緑性ツタのウコギ科に対して、これはブドウ科の特性でもある。たとえば、30mでもいくらでも上長生長するのだが、わたしにとって、この生長パターン、このフォルムは心楽しい。
 ところで、間もなく冬至だ。
      
コメント
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