うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

「足利フラワーパーク」プロジェクトの検討資料

2018年06月14日 18時46分51秒 | 樹木医の日々片々
この間資料を探っていたら、古めかしい「足利フラワーパーク」の検討資料が出てきた。今年の4月に同名の駅が開業したそうである。
 時系列的には25年前に遡るのかな、わたしは40代前半のやる気満々の時。バブル景気前の時代。当時はテーマパークつくりが盛んな頃、わたしは都内の造園会社に勤めていたが、人を介してシェル石油の関係で栃木県足利市内の足利フラワーパークの前身の早川農園を母体にしたこのプロジェクトに関わった。(早川農園は地元の有力者でGSも経営していた。)これについては、昔のことだから触れるがそれはわたしにとって勤務外の高額のアルバイトであった。
 数回、現地踏査を行い、大型ふじの移植検討や事業予定地の渡良瀬川の遊水地である迫間湿地で計画の実現性について意見を述べた。それから暫くして、沙汰止みになった。
 あそこには小山からJR両毛線が通っていて富田駅からあるく。まあ、自然条件はのどかで今風に言えば里山の地形、地域のロケーションになるだろうか。特筆すべきは、近くに肥前佐賀の伊万里焼・鍋島焼の陶磁器専門の栗田美術館があり美術好きのわたしはよく行ったもの。
 その後、先日の日本樹木医会全国大会で樹木医である塚本こなみ女史がこれをテーマに講演を行った。また、あちこちで何度も喋っているらしい。古来からの大物の移植工事事例を考えると樹木医だから出来るという訳でもないのだが・・・。
 わたしとしては、まあ、なんというか詳細部は思い起こせないが、往時茫々の感でいっぱいである。問題のふじの移植計画については数年がかりの “根廻し移植” だろうが、只々、技術上の先入観(フジ掘取り作業時特有の探り掘りの範囲や可否)を持たずにいたから出来たことと思う。(可視出来ない分だけ佐賀の 小川内の大杉 の移植工事の方が数段難しくて比べるべくもない、実はこのケースでは現時点で成功したかどうかも分からないのだ。) 
            

            

            
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