うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

フイリノシランの先祖返り

2019年09月03日 09時16分43秒 | ガーデニング・庭づくり
 この間の8月下旬、新潟県の方が花壇に植えたいと探し回ったらこのサイトで扱っているとして、フイリノシラン(斑入り熨斗蘭)苗の入手の要望が入った。こんなことは蒐集し栽培以来初めてである。そこで判明したフイリノシランの由来と ≪先祖返り≫ という現象に触れたのでここに収録したい。




 フイリノシランの入手はかれこれ20年近く前で、神奈川県のカルピス相模原工場にて計画していたもので、実際の植栽基盤はJR横浜線沿いの法面でした。わたしは、景観形成ための植物材料としてオーナメンタルグラスのなかでは主役になるなあと注目していた。当時は入手難で、非常に珍しい地被でしたが、特性としては草丈40cm近く徐々に大型化する常緑性の草本です。株自体は強い性質ですが、銀色の花をつけ果実は瑠璃色の実を付けます。わたしはその後大株になり持て余し気味で、実は今春、その大鉢を処分したばかり。残った鉢から今回鉢上げし根株調整後したのが5鉢になります。この株からは事前の予想と異なり先祖返りと思われる青葉のノシランが出てきていて根を切除しましたが、株自体はやや貧弱かな、今後栽培に際して注意が必要になるかと考えます。
 ここでの先祖返りは、鉢内での窮屈な生育経年や株自体の古株化と長年にわたり株分けをおこなわなかったせいと考えられる。通常は株が自然に分けつして膨張するように増えていく。
 以上、あまりにもフイリノシランの株の現状がプアなので気になるが、発送したもの。
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