うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

怒涛かつ進撃の旅 ②対馬行き

2021年05月17日 04時54分16秒 | 福岡からの怒涛かつ進撃の旅
 初めは隣国の韓国が見られるのならと思い、対馬へ行く予定を立てたが、調べるうちに小さな鰐浦港に絶滅危惧種の ヒトツバタゴ の群生地があり、現地では花見と言えば5月連休期間にこの樹木の密集してパウダー状に咲く白花が対象であることが分かった。踏査時季は落葉期、まばらにピンクの ゲンカイツツジ が混じるがヒトツバタゴの純林のように見受ける。当然、この離島では希少な観光資源である。われわれ樹木医仲間では、このヒトツバタゴが千葉の青葉の森公園に植えられていて生長が思わしくなくその対策を考えるのにその樹木の特性が不明であった。自生状況はどういうところか。
 また、環境省の対馬野生生物保護センターの ツシマヤマネコ の保護施設は小高い山中にあるがこのコロナ禍により閉鎖中であった。ちなみにこの猫は茶トラの飼い猫と同じくらいの体型である。

〈事前の旅行企画〉
②まず、3月13日から14日は対馬行きだ。基本的には軽の自家用車ダイハツのTANTOを運転して行く。
 10:00博多港→(九州郵船カーフェリーきずな)→14:45厳原港⇒(車)⇒上島*比田勝へ “民宿たちばな” に宿泊⇒韓国展望所⇒ヒトツバタゴ原生林⇒3/1415:25厳原港→(九州郵船カーフェリーきずな)→20:10博多港⇒20:30自宅
 費用は船代往復で40,740 、宿泊は二食付きで 7,100、対馬の下島から上島までの走行距離約50㎞か、福岡都市高速の高速代は約 1,300円、以上全てカード決済。ほかに雑費、土産代も含めて合計で¥50,000程度で済むか。
          
          
              
          

          

          
          
          
          
           
          
          
          
          

          
          
                  
 
 カーフェリーは車とも料金が往復割引で¥40,000.である、壱岐を経由した航路は長くて片道4時間余りもかかる。行きは博多港を出てさすがに船のローリングが大きくなると紺碧の日本海の外洋に出たなという感じだ。わたしは船酔いがひどかった若いころの伊豆七島の八丈島行きを思い出す、たしかサルビア丸で12時間はかかったはずだ。甲板に出ていてだんだんと海に見飽きると、わたしはまばらな2等船客室で横になりあれこれと今までの来し方を思う。とつおいつしていると、体が前後左右にゴロンゴロンと持っていかれる。

 対馬は地元福岡県民にとって手前の壱岐の島ほど人の往来が少ない、行政的にも何故長崎県なのか不思議だ。(かつて福岡県への転県運動が盛んであったらしい。)
 厳原港へついた後に、早速、上島の比田勝方面へ移動するが予定の倍の2時間はかかる。上島比田勝泉の民宿(民宿たちばな)は二、三年前まで韓国からの観光客で賑わっていたらしくて部屋も韓国風に装われていて、わたしはやや落ち着かない。
 対馬はあまり観光地らしくない、ざわめきやにぎやかさはない。スーパーもコンビニも下島の厳島の数軒だけだ。古代から現代においても、この島全体が日本の国境の役割を持った島と言うことに尽きるだろう。

 ギボウシに関して、これは後追いの知識だが、当地には ツシマギボウシ と言うのがあるらしい。現地での話題にはなっていなかったが、草丈は中型で青花または白花を付ける、自生地は人里離れた峻険な山肌ではなくて日常的に身近な場所であるらしくて、わたしは見ていない。絶滅危惧種ではない。ギボウシフリークの間では、その園芸品種も出回っているらしいのだ。
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