風邪ひきました。

今日の飲み会はお預けとゆーか仕事自体休み。空調の冷やし過ぎには皆様もお気をつけ下さいー。

それとは関係なく。マイケルの件。
先週最初にこのニュースを聞いたときには「ウソに決まってんじゃん」と思ったぐりですが。ホントだったんですねー。イヤほら、有名人てそーゆーことよくあるじゃないですか、死亡説が流れたけど実は生きてましたとかさー。
ぐりはとくにマイケルファンではありませんでしたが。２０年以上前、世間が洋楽ブームなんていって邦楽がぜんぜん売れてなくて、ＴＶでも海外のＰＶばっか流れる音楽番組が人気だったころ、ちょうど中高生だったもので。「スリラー」が発売されたのは小学生のときだったかな？まだレコードを買うほどお小遣いをもらってなかったので、近所のおねえさんにカセットテープをダビングしてもらったのを覚えてます。

ぐりは一度だけマイケルのライブに行ったことがある。１９９６年のヒストリー・ツアーの東京ドーム公演で、このときは偶然友人が招待券を持っていて、かなり前方の良席でパフォーマンスを観ることができた。「マイケル・ジャクソンなら一回くらい観ておいても損はなかろう」なんて思って好奇心で行ってみたけど、今から思えばすごくラッキーだったと思う。実際、このときのツアーがマイケルにとって最後になった。亡くなってしまった今となっては、あの素晴しいパフォーマンスは二度と再び観られないのだから。
ステージ上のマイケルはほんとうに一生懸命、聴衆のために全身全霊で必死に歌い踊る非常にストイックなアーティストで、ひたむき過ぎて微妙に痛々しさも感じたものだった。

セレブの死にはいつもゴシップがつきものだけど、彼の死後の報道も醜悪すぎる。
生前もさんざっぱらいろんな人─メディア・非メディアに関わらず─の食い物にされてきた彼の名声だけど、死んでまでここまで貶められなくてはならないなんて、既に「名声」でもなんでもないじゃないかと思う。
公演直前に死んでしまったことでいちばん無念な思いをしているのは本人に違いないし、深く悲しみ、淋しがっているのは家族、とりわけまだ小さい子どもたちなのに、どうして誰もそれをそっとしておいてやらないのか。
生きてる間もかわいそうな人だとは思ってたけど、亡くなったことも、亡くなってからも、やっぱりかわいそうな人だと思う。
それは決して妥当な評価ではないだろうとは思うけれど、それでも同情する。かわいそうに。


待ち犬。コンビニにて。