欧羅巴

先日、仕事で会った２０代前半の女の子（×２名）に、ぐりの卒業旅行のときの写真を見せたんですが（話がややこしくてスミマセン）。
行き先はギリシャとイタリアで、かれこれ１４年くらい前。大学のクラスメートと４人で、ギリシャとイタリアに３週間滞在して、毎日遺跡やら博物館・美術館を見物したり、ただ街をブラブラしたりして過ごしたんだけど、問題の写真は同行の友人のひとりが撮ったもので、大半が旅行中の食事のスナップ。３週間分の食事だから相当な量です。食事以外の写真では、ぐりも他の友だちもおどけた顔で写ってるミョーなのばっかりで、久しぶりに見て自分でもあまりのアホさに大笑いしてしまいましたです。

んでその写真を見た件の女の子たち。
卒業旅行でヨーロッパなんて豪華！すごーい！うらやましい！を連発しまくり。今どきの若い子は卒業旅行、どこ行くんでしょーね？ヨーロッパにはあんまし行ってないんでしょーか？ぐりの学生時分はヨーロッパ、定番だったんですがー。
彼女たちに限らず、今の２０代前半の子たちは海外旅行の経験が少なくて、あってもアジア・オセアニア方面のリゾート、つまり距離的に近い地域にしか行ってない人が多い気がします。なんででしょ？
やっぱ世代の差？バブル経済が崩壊したのは彼らがまだ小学生のころだし、携帯電話やインターネットが普及しだしたのもまだ十代半ばのころ。どー考えても、ぐりが十代二十代のときより、彼らの方が日々生活にかかってくるお金は高くなってるハズで、入ってくるお金は減っている。旅行だっておトクな方面に限られてくのかな？

つまり技術が進んで世の中便利にはなってるけど、個人のサイフのキャパはそのままだから、技術革新と反比例して人の行動半径は狭まってるってことだよね。
それって世の中豊かになってるとはいえないんじゃないかなー？とか思うのは、ぐりが中年だからでしょーか？？


梅雨明けの空。