百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

時代錯誤

2008年10月10日 | 千伝。
かつて、竹下登さんが総理大臣のとき、「孫子(まごこ)の代まで借財を残さぬように消費税を」と独特のアクセントで連発したのが、今でも耳にこびりついています。

それで、3パーセントの消費税が決まり、その後、橋本内閣で5パーセントに増税。

竹下登さんの想定通りであれば、孫の「だいご」というタレントがテレビで活躍する今、財政赤字は減っている筈ですが、逆に増えて1000兆円になんなんとなります。

逆の目が出たというしか考えようがありません。

汗をかかず、安易に徴集する方法を選んだとき、それなりのツケがまわってきたということなのでしょうか?

戦後まもなくの国家予算と現在の国家予算は、比較の対象にならないように、未来の国家予算からすると、今の予算や財政赤字の数字は、笑い話になるかも知れません。
 
孫子(まごこ)のために赤字国債を残す事による懸念より、美田を残して時代を逆行する事の方が、余程・・怖い事かも知れないのです。