百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

無免許な青春

2012年03月28日 | 千伝。
小生は、社会人になって自分で稼いだお金で、自動車学校に通い、免許を取りました。

当時からして、高校卒業して、すぐに自動車学校に通う同級生が羨ましかった気持ちがあります。

そんなことを思い出しながら、今、自動車学校に通う息子と自分のイメージが重なりません。

息子、仮免の学科試験を合格・・。

「免許取得後、車を買って欲しい」・・と言い出す始末です。

小生、高校時代、原付バイクの免許を取得しようと5回ぐらい?もっとかな?

何度も挑戦しましたが、とうとう免許を貰えませんでした。

最初は、皆で行き、小生独りだけ学科不合格・・みじめでした。

その後、あちらこちら福山から尾道、三原界隈まで受けられる場所へ足を伸ばし原付学科試験に挑戦・・すべて不合格でした。

中学校、高校の同級生仲間から「何度も落ちるバカ」という噂も広まり、そして、家族からも「馬鹿だ!」と思われていました。

今、ふりかえると・・やっぱり、馬鹿だったのかなぁ?

でも、社会人になってからは、一発合格でした・・学習勉強したからです。

そんなみじめな青春期を過ごしていた頃、小生と同じように何度も学科試験で不合格になった有名人物がいることを知りました。

同じような仲間がいるんだと・・ホッとしました。

あの巨人の長嶋茂雄さんです。

あの方は、偉大なパフォーマンスを魅せましたが、小生のような一般人で車の学科試験に何度も合格できない方は、とてもツライ思いをします。

国家資格のなかで日本一簡単だと言う原付学科試験が、大きな壁となって立ち塞がるような貴重な体験でした。

ホントは、世界一難しいのでは?・・と疑いながら。

無免許で、笑い飛ばすことを憶えた青春期の始まりでした。