ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

がん哲学外来市民学会

2014年07月13日 | 百伝。
第1回が佐久、第2回が東京、そして、第3回が、本日、福井で開催されました。

「がん哲学外来の見据えるこれからのイノベーション」

がん哲学外来市民学会・・?

昨日、初めて耳にしました。

がん哲学外来とは・・「生きることの根源的な意味を考えようとする患者とがんの発生と成長に哲学的な意味を見出そうとする人との対話の場である」とのこと。

午前中は、日本各地の「がん哲学外来報告」のプログラムには、残念ながら参加できませんでした。

でも、多田さんが講演するということで、急遽、ぼくの予定を変更。

午後の部からのシンポジウム(特別講演会)、パネルディスカッションに見学参加させていただきましたが、大正解でした。

午後のテーマは、「がん医療の隙間を埋める新たな癒しの力」でした。

パネリスト:

樋野興夫氏 順天堂大学 病理・腫瘍内科教授
山口 健氏 静岡県立静岡がんセンター総長
柏木哲夫氏 淀川キリスト教病院理事長、金城学院学院長、ホスピス財団理事長
多喜義彦氏 システム・インテグレーション代表

そして、多田千尋氏(芸術教育研究所、高齢者アクティビティ開発センター、東京おもちゃ美術館館長)

参加者の皆さんも、福井県内よりも、福井県外からの参加者の方が多いようでした。

それにしても・・興味深いお話が、盛り沢山、満載でした。
医師と患者の関係で、皇室の従医として20年間働いた体験談。
箱根の彫刻の森にある展示品と、ある精神系施設にある彫刻の展示品の存在価値。
全国に「がん哲学外来 カフェ」の7000店の設置目標。
使命、懸命、運命、宿命。
遊びのデザイン、芸術、ほどよい仕事。
・・等々、皆さんのお話が、非常に興味深く、幅広く、まとめるのに大変です。

後日、少しづつですが、ぼくなりの感想をまとめてみます。

さて、多田さんとは、百島で会って以来、約1年ぶりの再会でした。

ワンダフルでした!!

医療の世界の視点ではなく、多田先生としての一般人の視点からの講演会内容、「しつらえ、ふるまい、よそおい」のお話。

・・つづく。

オープン・データー化する社会

2014年07月13日 | 千伝。
以前、何度か取り上げましたが、福井県鯖江市の取り組みが面白いです。

女子高生課やおばちゃん課を設置して、年齢を超えての意見を集約して、行政という範疇よりも、市民参加型の市民サービスに努めているのです。

今日の中部地方のニュースにも取り上げられていた鯖江市のオープン・データー化の注目度が凄い!

でも、・・オープン・データーって、何だろう?

英国社会の最先端のオープン・データー化を真似ているようですが、フェイスブックでのシェアのように、うまく利用できればよいのかな?

要は、市の行政情報をオープン、市民からの情報もオープン。

言うなれば、著作権や所有権利の放棄して、誰もが自由にシェアして使用してもよいと言うことに繋がるそうです。

鯖江市のアイデアが凄いところは、行政情報をオープンにして、誰にも自由に提供するのです。

その情報をベースにして、アプリの開発をも、市が率先して手助けしているのです。

鯖江市民の素人の老若男女の希望者にも、スマホ用のアプリ開発を分かりやすい市民講座を開いているのです。

だから、ITに無縁だった60歳過ぎの方もスマホのアプリを開発しているのです。

・・市による市民のためのアイデアとサービスの報酬制度なのです。

例えば、バスが、どこを走っているのか、その待ち時間とか、消防栓の位置情報とか、図書館の空席情報とか・・等々。

それらの情報をスマホから入手できるとのこと・・そのアプリ数90以上だとかで、全国から自治体やIT企業が見学に来るとか。

鯖江市は、身のこなしが軽いフットワークのよさがあります。

それから、身の丈を知るという動き・・金が無いのなら、金のかからないように、安い予算案で実行に移しています。

学ぶべき点が多いと感心した今日の朝でした。