ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

広島 土砂崩れに想う。

2014年08月20日 | 千伝。
はじめに、今回の土砂災害の被災者には、お見舞い申し上げます。

今日の未明の朝4時前頃かな?!・・NHKニュースで「広島市内の各地で土砂崩れ」という速報が入っていました。

まだ夜も明けぬ時間でしたが、広島市内に住む兄に電話をしてみました。

凄い雷雨があったけど「ここは大丈夫だ!」という返答に安心しました。

その後、甲子園の高校野球放映どころではありません・・NHK総合テレビは、丸一日中「広島 土砂災害関連」を報道していました。

ぼくは、そんなNHKに好感を持っています。

NHKは、地震・台風・事件等の災害報道を何よりも基本優先にするからこそ存在価値があるのです。

広島市安佐北区・安佐南区・・この界隈にある阿武山から武田山の山並みを思い出します。

昔、帰国して次の訪英まで、広島市に暮らす兄の店の店番をしながら居候したことがあります。

その間、己斐と平和公園の間を走ったり、太田川沿いにバイクに乗って、可部近くまでミニツーリングしたものでした。

・・当時の話を思い出します。

広島の成り立ちは、太田川下流のデルタ(砂州=しま)から始まりました。

その砂の源が、阿武山から武田山の山並みから土砂崩れで運ばれたのです。

街に暮らして、新築の家を建てるとなると、郊外の山の近くの住宅地に建てるしかないのです。

大きな川の近くにある山並は、流れる川と共に、滔々と古代から繋がっていると思った方がよいでしょう。

テレビに映し出された多くの被災に遭った新しい家々を観ていると、胸が押し潰されるような気持ちになりました。

どうか、強い気持ちを持って、再び、立ち上がってくださることを祈ります。

そして、亡くなられた方には、心からのご冥福を祈ります。

合掌。