ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

フランシスコ教皇のメッセージ。

2019年11月25日 | 百伝。

昨日の午後、広島へ到着。

夜、福井へトンボ帰り、広島での半日滞在。

それよりも、教皇の強行・・日程。

「平和の巡礼者として、被爆地ヒロシマ、ナガサキを訪れるのは、私の使命だ」と語ったフランシスコ教皇(法王)。

何を語るのか、その空気感に触れたくて、昨日、広島まで日帰りで出掛けて参りました。

広島のカソリック教会関係者は勿論のこと、神道、仏教界の代表関係者もお迎えした平和の集いでした。

原爆ドームのある対岸から遠く眺めていましたが、特別な高揚感もなく、感極まる歓喜もありませんでした。

ただ、不思議な穏やかさが漂う心の温もりです。

それが、目に見えない教皇(法王)の存在という空気感でした。

今朝の地元の朝刊新聞。

教皇のメッセージを読んでみました。

長崎でのメッセージ、広島でのメッセージ。

核兵器保有も倫理に反する。

武器の製造、維持、改良、武器商人もテロ行為。

平和となる道具、声として、核廃絶、戦争廃絶を訴える教皇。

簡単に言えば、世界のメディアに向けて問う「平和、戦争紛争への報道の在り方」に対するメッセージでもあります。

さらに言えば、唯一の被爆国である日本の政治姿勢です。

侵略する国も嫌だけど、侵略される国に暮らすのも嫌ですから、武力も備え、軍隊も用意する世界各国。

アメリカの核の傘で、豊かな平和な国を目指す日本。

ロシアにも、中国にも、英国にも、仏国にも、そして、アメリカにも、直接核廃絶を訴える、物を言える日本になって欲しいのです。

草の根の平和運動、市民団体の平和活動が、いかに大事なものか、身に染みる昨日、今日、明日です。