昨日の午後、広島へ到着。
夜、福井へトンボ帰り、広島での半日滞在。
それよりも、教皇の強行・・日程。
「平和の巡礼者として、被爆地ヒロシマ、ナガサキを訪れるのは、私の使命だ」と語ったフランシスコ教皇(法王)。
何を語るのか、その空気感に触れたくて、昨日、広島まで日帰りで出掛けて参りました。
広島のカソリック教会関係者は勿論のこと、神道、仏教界の代表関係者もお迎えした平和の集いでした。
原爆ドームのある対岸から遠く眺めていましたが、特別な高揚感もなく、感極まる歓喜もありませんでした。
ただ、不思議な穏やかさが漂う心の温もりです。
それが、目に見えない教皇(法王)の存在という空気感でした。
今朝の地元の朝刊新聞。
教皇のメッセージを読んでみました。
長崎でのメッセージ、広島でのメッセージ。
核兵器保有も倫理に反する。
武器の製造、維持、改良、武器商人もテロ行為。
平和となる道具、声として、核廃絶、戦争廃絶を訴える教皇。
簡単に言えば、世界のメディアに向けて問う「平和、戦争紛争への報道の在り方」に対するメッセージでもあります。
さらに言えば、唯一の被爆国である日本の政治姿勢です。
侵略する国も嫌だけど、侵略される国に暮らすのも嫌ですから、武力も備え、軍隊も用意する世界各国。
アメリカの核の傘で、豊かな平和な国を目指す日本。
ロシアにも、中国にも、英国にも、仏国にも、そして、アメリカにも、直接核廃絶を訴える、物を言える日本になって欲しいのです。
草の根の平和運動、市民団体の平和活動が、いかに大事なものか、身に染みる昨日、今日、明日です。