ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

きけ わだつみの声

2019年11月30日 | 空木宝剣

軍国の 少年の忌や 霜の月

遅れてきた少年と、間に合った少年の「宴のあと」

前者は三島由紀夫氏(1925〜1970)。

後者は中曽根康弘氏(1918〜2019)。

三島由紀夫氏は、中曽根康弘氏の7年後輩。

共に東京帝国大学法学部。

戦争に遅れてきた軍国少年は、半世紀に満たない45年の生涯。

方や、海軍少佐で終戦を迎えた軍国少年の生涯は、一世紀ごえの101歳。

武士とは死ぬことと見つけたりの、人生50年時代を生きた様と、死んで生きる葉隠れ、100年を生きる人生100年時代と。

三島忌(11月25日)より4日遅れの、中曽根康弘氏の死に際して思う

生と死の距離。

東大のシンボル銀杏の時期「銀杏忌に 銀杏の写真 捧げつつ」かな。