軍国の 少年の忌や 霜の月
遅れてきた少年と、間に合った少年の「宴のあと」
前者は三島由紀夫氏(1925〜1970)。
後者は中曽根康弘氏(1918〜2019)。
三島由紀夫氏は、中曽根康弘氏の7年後輩。
共に東京帝国大学法学部。
戦争に遅れてきた軍国少年は、半世紀に満たない45年の生涯。
方や、海軍少佐で終戦を迎えた軍国少年の生涯は、一世紀ごえの101歳。
武士とは死ぬことと見つけたりの、人生50年時代を生きた様と、死んで生きる葉隠れ、100年を生きる人生100年時代と。
三島忌(11月25日)より4日遅れの、中曽根康弘氏の死に際して思う
生と死の距離。
東大のシンボル銀杏の時期「銀杏忌に 銀杏の写真 捧げつつ」かな。