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捕まったタラ・サンとタラ・ジンは処刑されることになりました。
民にその姿を見せることで、恐れを抱かせ、恐怖によって統治しようとするのが、コ・ウォンピョたちの目的でした。
2人が兵に引っ立てられていくのを見たオン・ダルたち。
民がたくさん集まっている中に、カジンの姿が。
刀をもう握らないと約束していた筈なのに・・・とカジンに詰め寄りました。
罪人は私の代わりをして捕まった友達だとカジンが言いました。ただ救いたいだけだと。人を傷つけたりはしない・・・と。
オン・ダルは、カジン一人で大勢の兵に立ち向かわせるなんて出来ません。
「手伝ってやる。幽霊谷の仲間だ。」
その頃、コ・ゴンは兵を率いて天誅房のアジトに乗り込んでいました。
が、既にもぬけの殻。
兵が来ることを予想して、既にアジトを移した後でした。
コ・ゴンはすぐに都に引き返しました。
刑場にタラ・サンとタラ・ジンが引きずり出されました。
近くで火事が起こりました。プンゲとウォルが注意を逸らすために火をつけたのです。
見ていた民に動揺が起こりました。兵の気も一瞬逸れました。
その時、カジンとオン・ダルが2人の奪還に駆けだしたのです。
カジンは、何とか2人を救い出すことが出来ました。
しかし、オン・ダルが捕まってしまったのです。
カジンは、2人をプンゲに託し、へ・モヨンの薬草店に隠れるよう指示し、一人オン・ダルの元に戻りました。
タラ・ジンが深手を負っていたのです。そのまま遠くまで逃げるには、無理がありました。
オン・ダルが首をはねられる寸前、カジンが戻りました。
「誰に手を触れている。私は高句麗大王の亡きヨン王妃の娘、ピョンガン王女である。」
王族を名乗るなんて・・・とコ・サンチョルが言うと、ピョンガンは言いました。
「コ・サンチョル、あの日スンノ部族を無残に殺戮したお前を覚えている。」
動揺したコ・サンチョルが、偽者だと叫び、斬るよう命令した時、コ・ゴンが戻って来ました。
グッドタイミング
「ピョンガン王女さまであられる。跪け。」
コ・ゴンの一言で、事態は一変。
ピョンガン王女として王宮に戻ることが、オン・ダルを救う唯一の方法だとカジンは考えたのでしょう。
オン・ダルはショックでした。
平原王は、慌ててやってきました。
ご心配をおかけした私をお許しください・・・と跪いたカジン、いえ、ピョンガン。
これからは、ピョンガンとして書くことにします。
生きていてくれただけで良い・・・とそっと抱きしめた平原王。
しかし、本音を言うと、気マズイ父と娘の正式な再会でした。
部族長たちは、ピョンガンの帰還を警戒すべきだととらえています。
ヨン王妃に似た性格なら、部族の将来は危ういと、コ・ウォンピョは考えました。
コ・ウォンピョは、コ・ゴンに話を聞きました。
コ・ゴンさえ邪魔しなければ、どさくさに紛れてピョンガンを始末出来たと聞いたが?と、聞きました。
「都の真ん中で王女を傷つけたら、始末がつけられますか?一族のために阻んだのです。」
と、コ・ゴン。
しかし、コ・ウォンピョは知っていました。それがピョンガンへの想いゆえだと。
そう追及すると、コ・ゴンはきっぱり言いました。
「長く胸に秘めていた方なのです。無事に戻った王女は、一族の将来と同じくらい大切です。」
ここまではっきりと認めるとは、コ・ウォンピョも思ってなかったかもしれません。ちょっと呆れた感じでした。
ピョンガンは正式に家臣たちに帰還の挨拶をしました。
ぬけぬけと帰還を喜ぶと言うコ・ウォンピョ。
ピョンガンは、昔自分にした忠告のお陰で無事だった・・・と面と向かって言いました。
その瞬間、コ・ウォンピョはピョンガンが手ごわいと感じたでしょう。ヨン王妃と同じように。
弟のウォンは複雑な表情を浮かべて姉を見つめていました。
オン・ダルは釈放されました。
王女の姿になったピョンガンが待っていました。
一緒に行こうと言うオン・ダル。しかし、ピョンガンは行けないと言いました。
王女として戻ったから王宮で暮らさなきゃいけない・・・と。
本心を言えと、オン・ダル。
私の生涯で幽霊谷で暮らした時が一番穏やかで幸せだった、もう戻れないけど・・・とピョンガン。
「人には運命がある。どんなにもがいても抜け出せないしがらみのようなもの。私にはもう逃げ場がない。だから、ここに残って戦う。」
オン・ダルの手を取ってピョンガンが言いました。
その手を自分の胸に当てたオン・ダル。
「俺の運命は、カジン、お前だ。ここがそう言ってる。また会う運命だ。お前は俺の元に戻る、絶対に。」
そう言って、オン・ダルはプンゲたちと合流し、幽霊谷に戻って行きました。
タラ・サンとタラ・ジンも一緒です。
印象的だったのは、コ・ゴンの表情。
これまで苦虫を噛みつぶしたような苦悩の表情が多かったんだけど、初めて穏やかな微笑みを見る事が出来ました。
ピョンガンはチン王妃と側室のヒョン妃に挨拶に行きました。
太子のウォンは体が弱いのに比べ、チン王妃の産んだコンム王子は元気だ・・・と聞き、太子の座を狙っていると勘づいたようです。
だから、将来ウォンが王座に就いた時、立派に弟として役目をはたしてくれるでしょう・・・と言いました。
釘を刺した感じです。
チン王妃も、ピョンガンは手ごわいと感じたでしょうね。
ウォンは、姉のピョンガンを避けていました。
昔から、チン王妃からヨン王妃が不義を働いて産んだ娘だと嘘を吹き込まれていたのです。
幼かったため、優しかったピョンガンの記憶が無いウォン。どうしても一線を引いてしまいます。
ピョンガンは平原王に8年前の事件の詳細を聞こうとしました。
しかし、平原王は罪悪感からどうしても正直に全てを話す事が出来ません。まぁね、自分がチン王妃や家臣の噂話を信じて嫉妬をした挙句に、取り返しのつかない暴挙に出てしまったなんて、娘には言えませんよね。
コ・ウォンピョがへ・モヨンを呼びました。
偽の死体を王女だと見せかけた一件についての責任を取らされるとモヨンは覚悟していました。
何をお望みでしょうか・・・とモヨン。
ウォンが飲んでいる薬に毒を混入しろということですかね。
オン・ダルとプンゲは天誅房によって連れ去られようとしていたヨム・ドゥクを救出。
幽霊谷に連れて行くのかな?
コ・ゴンは父がモヨンを呼んだことを知り、不安になりました。
それをピョンガンに打ち明けました。
王宮の薬は全てモヨンの薬草店を通して収められているそうで。そのモヨンを父が呼んだと言う事は、何かあると。
ピョンガンは、モヨンの薬草店に忍び込みました。
翌朝のウォンの薬に混ぜろと手下に告げているのを耳にしました。
残っていた薬を少しだけ口にしたピョンガンは、すぐに体調がオカシクなりました。
強い吐き気と共に、意識が朦朧としてきたのです。
フラフラになりながら、王宮に戻ろうとしたピョンガンを、何者かが襲って来ました。
意識を失って倒れたピョンガンを、誰かが助けてくれました。
気が付くと、夜が明けていました。
慌てて王宮に駆け戻ったピョンガン。
ウォンの部屋に飛び込みました。
もう少しで口にするところを、阻止出来ました。
「飲まないで毒が入ってる
」
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