日の入りは随分と遅くはなりましたが、家にたどり着く頃は、まだまだ暗い状態です。
暗い空なのですが、晴れ渡っているのがわかりました。
晴れ渡った空に、今日は星が見えていました。新潟市のような田舎でも、光害が結構あるので、まばゆいばかりの星空ではありませんけどね。
オリオン座が、独特の形をみせて、夜空に輝いていました。
常々、星を見ると不思議に思うことがあります。
例えば、オリオン座が水平線近くに見えると、すごく大きく見えます。だけど、空高く上ったオリオン座は、そんなに大きくは見えません。
当然、目の錯覚だとは思っていたんですが、先日読んだ本にそのことが書かれていました。
本は、「色彩の心理学(金子隆芳 著 岩波新書)」です。
曰く、実際の空間でも、見かけの距離が遠いほど見かけの大きさが大きくなる。現代心理学では大きさと距離は比例するとして、これを「大きさ/距離の一定の法則」という。
これで天空も説明できる。天空では心理的には丸いドームではなくて扁平である。地平線は遥かに遠いが、天頂はそんなに高くはない。
オリオン座は、地平線上にあっても天空にあっても視角は同じなので、そうすれば遠い水平線上にあるオリオン座が大きく見えるということです。
お月様も同じように考えることができるそうです。
人間の目は、どんなカメラよりも優秀なカメラだと言われますが、心理的に物を見ている以上、結構錯覚しているのがわかりました。
寒波がやっと緩みました。
今朝は、昨日に比べると、暖かく感じました。気温は5度程度まで上がったようです。
午後からは、青空が広がって、久しぶりに快晴の空になりました。