
Don't enter.
「入らないで」
「うわ、危ない」と私がつぶやいた瞬間、大きな音を立てて崩れ落ちました。
昨日訪れた、月岡わくわくファーム(新発田市)でのことです。
イタリアンレストランへランチを食べに行ったのですが、先日新潟を襲った寒気団はここでも大雪を積もらせていました。
お菓子店の瓦屋根にも雪が積もっていまして、豪雪地に生まれ育った私には、いささか危険な風景に見えました。
と思った瞬間、瓦屋根に積もった雪が、雪崩のように滑って、地面に落ちました。
ちょうどその時、お店の人が戸を開けて外の様子を見ようと顔を出した時でした。
もし、もう少し早く顔を出していたら、多分滑り落ちた雪は彼女の当たったと思います。
まさしく、間一髪で災難を逃れることができたわけです。
上の写真は、ちょうど雪が崩れ落ちた後の様子を撮影したものです。
通常、雪が積もる地域では、屋根の上に雪止めを設置します。
それは、今回のように屋根から雪が一挙に崩れ落ちるのを防ぐためです。
もう一つ雪止めの用途がありまして、屋根の雪下ろしをする場合、この雪止めに足を掛けて、自分が滑り落ちるのを防ぐ大事な役目もあります。
入り口には、赤いコーンに、ここから出入り禁止の張り紙がしてありましたが、これでは不十分だと思いました。
人の出入りが多いお店の屋根に、雪止めを設置していないのは、私は怠慢のなにものでもないと見えました。
もし、屋根から雪が滑り落ちた瞬間を撮影していたら、ちょっとしたスナップだったなと思いました。
以前、新潟県展で同じような写真を撮影して賞を貰っていた人がいましたが、あれは本当に簡単な撮影ではなかったなと思い知らされました。
