写真は、大町文庫(村上市)で撮影しました。
大町文庫は、地元のお医者さんが、高校時代の恩師が残した膨大な蔵書を引き取って作った私的な文庫です。
個人の蔵書ですから、本の種類はどうしても偏りがあります、それがまた魅力です。
高校の先生って、こんなに本を読んで勉強していたのかと感心してしまいます、まあ全員ではないでしょうが。
多分、蔵書の主は全部の本を読んでいるわけではないと思いますが、私も本が好きなので集めてしまう気持ちは分かります。
村上市を訪れると、ちょっと休憩がてら、いつもこの文庫を訪れてしまいます。
本を借りることはできませんが、立ち読みは自由なので、面白そうな本を手にとって、ソファーに座って、しばし時間を過ごしてしまいます。
今回面白かったのは大江健三郎さんの本です。
大江さんといえば、ノーベル文学賞に輝いた大作家です。
でも、自慢ではないですが、私は大作家と呼ばれる人の本はほぼ読んだことがありません。
本を読むことは大好きですが、読む内容に恐ろしく偏りがあるからです。
以前、ブックオフで大江さんの本が大量に出ていたので、パラパラとめくってみたのです、何となく難しそうで読欲がわきませんでした。
大町文庫にも大江さんの本があるのですが、今回手にとった本は一章だけでしたが、結構面白く読めました。
続きを読んでみたいと思ったのですが、早くも本の題名が記憶から飛んでしまいました。年を取ると、記憶の保持力が失せます、昔のことはやけにえているのですが。
まあ、次に訪れた時に、探してみようと思います。
ぶらりと寄って、しばし楽しく時間を過ごせる場所です。