午後から、腹ごなしを兼ねて福島潟を散歩してきました。
もちろん、カメラを持ってですが。
散歩の途中で、気に入った風景に出くわしたので、画角を調整してシャッターを切りました。
私がシャッターを切った時に、少し離れた所にいた人が驚いたように私の方を振り返りました。
一眼レフカメラの場合、どうしてもシャッターの音が大きめですが、その方もカメラを持っていましたので、驚く必要はないのではと思っちゃいました。
でも、よく考えたら、その方が驚いた理由が分かったような気がしました。
撮影に使ったカメラはF100です、今日は正式な試し打ちで散歩のお供に連れ出しました。
フィルム式一眼レフカメラの場合、シャッター音の後にもう一つ音が発生します。
それは、フィルムを巻き上げる音です、多分その方はフィルムの巻上げ音が聞こえたので、びっくりしたのではと想像しました。
なにせ、今どきフィルムカメラを持って撮影している人なんぞは、絶滅危惧種のようなものですから。
でも、フィルムの巻上げ音に反応したということは、その方もかつてはフィルムで撮影していたとも言えます。
フィルムの場合、撮影できる枚数が最大で36枚(35mmカメラの場合)ですから、デジカメのようにバシャバシャと撮影できません。
慎重にレンズをズーミングをして、カメラをシッカリと構えて、ゆっくりとシャッターを切る繰り返しです。
しかも、撮影した後にディスプレイで撮影画像を確認できませんから、撮影は旨く行ったのかなと一抹の不安を抱えつつ、次の撮影となります。
流れる時間が、デジカメと比較してゆっくりとならざるを得ませんが、違う緊張感を楽しむことができました。
ただし、フォトコンに応募すような撮影にF100を使うのは、やはり躊躇するかなと思いますが。
空模様が生憎だったこともありますが、結局24枚のフィルムを全て撮影しきれなくて、現像はお預けになりました、中々試し打ちが終わりません。
写真は、先日福島潟散歩の時に撮影したものです。
今日は、曇り、晴れ間、雪と目まぐるしく空模様が変化しましたが、アップした写真を撮影した時と同じでした。
デジカメも持っていったんですが、フィルムとデジタルの掛け持ち撮影はやる気になりませんでした。
それで良いのだと思いますが。