■誓いのフーガ / フェアリーダスト (Decca / キングレコード)
全く寒すぎる年末でありますが、この時期になるとサイケおやじが聴きたくなる曲のひとつに、本日ご紹介の「誓いのフーガ / 2010」があります。
それは昭和43(1968)年のちょうど同じ頃、流行りまくった洋楽なんですねぇ~♪
しかも曲調がバッハのフーガ「ト短調 BWV578」、通称「小フーガ」として広く親しまれている、誰もが一度は耳にしたであろうメロディを元ネタにした「パロックロック」なんですから、たまりません♪♪~♪
これ以前にやはり大ヒットしたプロコル・ハルムの「青い影 / A Whiter Shade Of Pale」の夢も冷めやらぬムードの中で、二番煎じというにはあまりにも勿体無いネタの使い方は潔いとしか言えないでしょう。
演じているフェアリーダストはイギリスのバンドで、Tinkerbells Fairydust が正式名称ですから、あのピーターパン物語でお馴染みのお茶目な妖精でありながら、その実態は6人組のバンドだったらしく……。
まあ、そのあたりは個人的にちょいと疑問を抱いているので、公表されているメンバー云々については、今回割愛させていただきますが、楽曲そのものの作りは素晴らしかぎり♪♪~♪
原曲タイトルどおり、2010年という、流行っていたリアルタイムでは遥かな未来を想う歌詞とパロックなメロディがジャストミートの神秘性を滲ませていた事は、既にそんな時間が経過してしまった現代においても、全く懐かしさを超越した魅力が失せていません。
特にナチュラルな冷気に包まれながら聴いていると、なにか気持が清らかに高揚していいくような感じさえあるんですねぇ~♪
あっ、そういえば翌年には「西暦2525年」なんていうタイトルのヒット曲もありましたけど、まだまだ悲観的な現実の中にも、未来には希望が持てた時代だったんですねぇ~、1960年代は!?
ということで、これは当時を体験したサイケおやじの独り善がりのオールディズかもしれませんが、機会があれが皆様にもお楽しみいただければ、幸いでございます。
しかし、もう寒いのは勘弁して欲しいです。これは本音!