■冬物語 / フォー・クローバーズ (Kit / 日本コロムビア)
いよいよ冬真っ盛り、地域によっては大雪になっていたり、年末という事で全国的には忘年会の嵐に突入している中にあって、衆議院選挙の空騒ぎだけがアホらしいと言うなかれっ!?
例え結果が分かっていたとしても、投票にだけは行きましょうね。
ということで、本日は確信犯的なチョイスではありますが、昭和47(1972)年のちょうど今時期に小ヒットした歌謡フォークの隠れ人気曲「冬物語」を出してきました。
演じているフォー・クローバーズは、これ以前に「小さな日記」や「希望」等々で良く知られたフォー・セインツの改名グループで、メンバーは上原徹(vo,g)、ダニー石尾(vo,g,etc)、志賀正浩(vo,b)、荒木しげる(vo,per,ds) という4人が当時の顔ぶれだったんですが、イメージとしての所謂カレッジフォークよりは、GSっぽい味わいも滲ませていたところに、なかなか存在感が強かったように思います。
で、という事は、作詞:阿久悠&作編曲:坂田晃一が同名テレビドラマの主題歌として提供した「冬物語」が、通常の歌謡フォークから幾分ポップス歌謡に近いところまで広範な領域をカバーしているのも納得でしょうか?
誰だったか、女性アイドルがカバーしていた記憶もあるんですが、伊藤咲子だったかなぁ~~?
今だからこそ、もっと愛されるべき名曲と思っています。
それとフォー・クローバーズのメンバーはグループ解散後、それぞれの道で業界に残り、中でも荒木しげるはモデルや俳優として有名でしょう。なにしろ「特捜最前線(テレビ朝日)」における津上刑事役は良く知られていますし、リアルタイムの子供達にとっては「仮面ライダーストロンガー(TBS)」の城茂ですからねぇ~~~。
また上原徹はフジテレビ系列の様々な会社で大きな仕事をどっさりやっていますので、既に残されているかもしれませんが、この人の回顧録は最高に面白いんじゃ~ないでしょうか。
最後になりましたが、サイケおやじにとっての「冬物語」があるとすれば、ゆっくり温泉で温まって、溶けるほど寝たいなぁ~~、という希望があるのでした。