■ミキのクリスマス / 小畑ミキ (ユニオン / テイチク)
A-1 ジングル・ベルズ
A-2 きよしこの夜
B-1 赤鼻の馴鹿
B-2 サンタ・クロースが町に来る
今では普通に行われるクリスマスパーティーが我が国で一般的に広まったのは、やはり高度成長の昭和元禄期だったと思います。
とにかく活字&放送メディア、あるいは商品CMの夥しい煽りがあれば、街角には欧米のクリスマスソングが当たり前に流れ、各種販売の店員からキャバレーのホステスさんは言うに及ばず、芸能人が率先して盛り上げていたのですから、デコレーションケーキを家族で囲み、歌謡曲スタアが歌うクリスマスのレコードがバンバン作られていた事にも、必然性がありましたですねぇ~~♪
例えは本日掲載の4曲入りコンパクト盤は、元祖アイドルのひとりとして今も人気を集める小畑ミキが昭和42(1967)年に出したものなんですが、持っているだけで幸せを感じてしまうほど、これはキュートなジャケ写が魅力です。
もちろん肝心の中身は、お馴染みの曲ばかりを日本語の歌詞で歌ったものですから、失礼ながら決してボーカリストとしての力量が高いとは言い難い彼女であればこそ、ストレートに楽しめる良さがあるんじゃ~ないでしょうか。
言い換えれば、そこに「ミキの」という冠がある事が嬉しいわけです♪♪~♪
ということで、浮かれ気分に罪悪感なんて不必要だったのが当時の世情でありました。
それが何時しか屈折した気分の中で、様々な大義名分を用意しなければならない立場になったサイケおやじは、殊更素直に小畑ミキのクリスマスレコードに癒されています。
本日は、それを皆様と共有出来るのであれば幸いです。