OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

あたいの純情

2021-02-26 17:37:40 | 歌謡曲

あんたとあたい / 赤ずきん (キャニオン)

あくまでも個人的な問題(?)ではありますが、自分の事を「あたい」と言う女性をサイケおやじは好きではありません。

独断と偏見とはいえ、なんか……、蓮っ葉な感じがして、そこは皆様の判断にお任せするしかありませんが、とにかく女性ならば少しは品性のある人が好きなだけという、サイケおやじにしては珍しくもイノセントな気持ちもあるわけでして (^^;

さて、そこで本日のお題は、赤ずきんと名乗る女性デュオが自作自演で昭和50(1975)年に出したシングル盤A面曲「あたんとあたい」であります。

赤ずきんは既に述べたとおり、田代由紀子と小松直美の二人組で、プロフィール紹介によれば同年に開催されたヤマハのポプコン入賞によりデビューしたそうですが、サイケおやじは動く彼女達の姿には全く接した事がありませんし、肝心のレコードジャケットも掲載盤のとおりのイラスト仕様ですから、実態は知る由もありません。

しかし、楽曲としての「あんたとあたい」は同年初秋頃から比較的頻繁に飲み屋の有線とか、ラジオの深夜放送で流されていた記憶があり、その内容は、ありがちなスナックを舞台に、捨てられた女の未練節?

附されたメロディにしても、同時期に流行っていた歌謡フォークの哀愁演歌路線と申しましょうか、船山基紀のアレンジにしも、バンジョーやホンキートンク系のピアノ、そしてクラリネットや口笛(?)を適宜配置した確信犯的な狙いが奏功し、「あたい」と自称する女の拗ねた節回し共々、なかなか耳に残る仕上がりになっているんですねぇ。

ちなみに、これまた既にのべたとおり、楽曲そのものは作詞:田代由紀子&作曲:小松直美という自作自演作品ではありますが、どちらがリードを歌っているのか、あるいはハーモニーコーラスのパートは、ど~なのか等々、そのあたりは実演に接していないサイケおやじには判断出来ません。

それでも、所謂酒場歌という狙いがあったとすれば、この「あんたとあたい」は成功しているんじゃ~ないでしょうか、好き嫌いは別にしてですが (^^;

冒頭に述べたとおりの気持ちに変わりはありませんが、「女の純情」にだって差異は無いと信じるばかりでございます。

コメント
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