OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

花梨哀歌で和みます

2022-02-18 18:02:42 | 歌謡曲

花梨哀歌 / アン真理子 (Kit)

GSブームに取って代わった昭和40年代中頃からの歌謡フォークの流行は、GSがそうであったのと同様に歌謡曲との接点が曖昧なレコードも数多く制作され、そこには洋風のポップス歌謡と並んで、例えば小林啓子の「比叡おしろ」とか、和風の趣が強い楽曲も著しい印象を残していました。

そして本日掲載のシングル盤A面曲、アン真理子が歌った「花梨哀歌」も、全く思いっきり和風の路線を狙った名曲・名唱で、発売されたのは昭和48(1973)年4月、おまけにジャケットスリーブのイラストが当時「同棲時代」や「修羅雪姫」等々の社会現象ともなった作品で人気爆発の上村一夫という、一目瞭然の存在感も、その時代を確実に今に伝えるところかと思います。

実際、この「花梨哀歌」はピアノとアコースティックギターをメインに用いた優しさ溢れるアレンジで歌われるメロディがジンワリとした余韻を漂わせ、それでいて甘っちょろい気分を抉る様なハードボイルドな歌詞が強烈で、これは上村一夫が自分の作品世界と同期させて綴った歌詞であり、加えて作編曲が驚くなかれっ!

一般的にはロック系という印象の柳田ヒロなんですねぇ~~!

そして中盤に置かれた「語りのパート」とバックで弾かれる柔らかなエレキギターソロの素晴らしさも特筆物で、それはもちろん、アン真理子の歌唱力と表現力が最高に優れている証明に他なりません (^^♪

あぁ~~、花梨が熟すのは晩秋ではありますが、サイケおやじは今頃の季節から春本番に向けて、無性に聴きたくなるのが、このアン真理子が歌う「花梨哀歌」であり、何回針を落としても、飽くことがありません (^^♪

ということで、皆様にも、この感傷的な気分の心地良さを今日は、お裾分けでございます (^^)

様々なゴタゴタが尽きない世の中ではありますが、せめて素敵な歌に耽溺する時間ぐらいは大切にしておきたいものですねぇ~~ (^^)

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忍耐精進

2022-02-17 19:37:18 | サイケおやじの日常

苦難にありて、四面楚歌の盟友を救わんとすれば……、今は静観するだけか……。

自問自答の答えは出ず、一切成り行き <(_ _)>

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愛すべき人魚の恋

2022-02-16 19:33:46 | 歌謡曲

渚に消えた恋 c/w マーメイド・ラブ / 三浦礼子 (DENON)

売らんが為のシングル盤において、その第一義たるA面よりも、むしろB面収録曲が人気を呼んでしまうレコードが少なくない事は、皆様もご承知のところと思います。

実際、そ~なってカップリングを逆転させ、ヒット盤になった事例は、例えば小林幸子の「おもいで酒」が殊更有名でしょう。

で、本日掲載の1枚も、サイケおやじにとっては完全なるB面押しのシングル盤でして、歌っている三浦礼子は後に三浦弘とハニーシックスで活躍する三浦京子ですから、作詞:平田淳&作曲:鈴木征一、そして編曲:小谷充という制作スタッフから提供されたA面「渚に消えた恋」が所謂ハワイアン歌謡に仕上がっている事については、まあ……、狙いどおりだったんでしょうが……。

サイケおやじ的には、これが世に出た昭和43(1968)年10月の我が国芸能界の流行を鑑みても、失礼ながら、聊か時代にアクセスしていない雰囲気が……(^^;

もちろん、サイケおやじはリアルタイムではなく、後追いで昭和46(1971)年頃に中古ゲットしての鑑賞という実情もあったんですが、そ~ゆ~気分が尚更に強くなったのは作詞:水野礼子&作曲:鈴木征一からの提供となったB面「マーメイド・ラブ」を聴いてからでして、これが所謂ビート歌謡と申しましょうか、GS歌謡風味も滲み出た哀切のポップス歌謡なんですねぇ~~♪

ただし、ここで「風味」と書いてしまったのは、小谷充のアレンジにトランペットやベタベタ気味のストリングスが使われているからでして、個人的にはエレキギターやエレキベースを強く前に出した演奏パートが作られていたら、なかなかの人気名曲・名唱になったと思うんですが、いかがなものでしょう (^^ゞ

ちなみに前述した三浦弘とハニーシックスは所謂ファミリーグループでしたから、ステージギグではメンバー各々がソロで全面に出る演出もあったらしく、だとすれば三浦京子になった三浦礼子が、掲載したシングル盤収録曲を披露していたのかなぁ~~?

なぁ~んていう、楽しい場面も夢想してしまいます (^^ゞ

ということで、こ~ゆ~「B面」からのプレゼントは、ディスクをひっくり返して針を落とすという儀式が必須のアナログ盤ならではの楽しみかもしれません。

そ~ですよ、リモコンで安易に楽曲トラック飛ばす行為も、そりゃ~便利極まりないとは思いますが、基本がアナログ人間のサイケおやじとしては、リモコンのボタンよりも、針落としにワクワク感を覚えてしまうのです (^^;

最後になりましたが、本日ご紹介した三浦礼子の「マーメイド・ラブ」にシビレているのは決してサイケおやじばかりでは無さそうで、かなり以前ではありますが我が国の某有名ミュージシャンがテレビ出演時、その点に言及していたのには嬉しくも吃驚でありました (^^)

あぁ~~、気持はひとつ!

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お百度を踏む

2022-02-15 18:04:15 | サイケおやじの日常

というかり、今日は朝から、いろんな所へ引っ張りまわされて、疲れました (>_<)

まあ……、先様から逢いたいと言われているところもあり、反対に迷惑がられるところもあり……。

今夜は早く寝ます <(_ _)>

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この人だぁ~れ part-63:波純子

2022-02-14 19:42:21 | 歌謡曲

夜蝶ブルース / 波純子 (クラウン)

一時期、定番の冠として各分野に通用していた「B級」という称号(?)は、決して悪い意味じゃ~なくて、むしろ個人的趣味嗜好に深く根差した愛情表現(?)だと思いますから、もちろん歌謡曲のジャンルにも適用され、サイケおやじにとっての「B級」歌手のひとりが本日の主役たる波純子です。

ただし、この人についても詳らかなキャリアは知るところが少なく、幾つかの芸名を使い分けて活動していたそうですから、昭和45(1970)年に発売された掲載シングル盤が彼女にとって何番目のレコーディングになるのかは全く不明……。

しかし、作詞:星野哲郎&作編曲:猪俣公章というヒットメーカーコンビから提供された収録A面曲「夜蝶ブルース」は、これが今日でも埋もれているのは勿体ないほどの仕上がりで、内容的にはミディアムテンポの典型的な猪俣節が濃密に展開される盛り場演歌であり、星野哲郎が綴った歌詞の「やるせなさ」も相まって、なかなか充実した楽曲なんですねぇ~~♪

そして肝心の波純子の歌いっぷりが、これまた程好い脂っ濃さで、まあ……、そこのところが好き嫌いの別れる「B級」フィーリングだとすれば、虜になったら中毒するかもしれませんよ (^^;

また、ここで強調させていただきたいのが男好きする彼女のルックスでして、それはジャケ写の大アップポートレートが可愛さ余って憎さ百倍 (^^♪

そ~ゆ~ところもサイケおやじの好みのツボと、ご理解いただければ幸いでございます (^^;

ということで、本日も「この人」シリーズではありましたが、実は波純子の前身はミノルフォンにレコーディングを残している大門弓子であり、これまた「B級」の真濃い名唱「どうだっていいわ」で昭和歌謡曲マニアには知られる存在と云われておりますが、残念ながら、サイケおやじは現物シングル盤を持っていませんし、試聴確認も出来ておりませんので、今日は、ここまでとさせていただきます。

あぁ~~、趣味に生きる奥の細道は、果てないもんですねぇ~~ (^^;

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ディスコ歌謡でリリーズを

2022-02-13 19:44:31 | 歌謡曲

キス・ミー c/w Bonjour涙 / ザ・リリーズ (東芝)

サンプル盤まで作られながら、何らかの理由で発売中止となったレコードは所謂コレクターズアイテム化するのは必定ながら、それでも中古市場に普通に出回るブツが案外多いのがアイドル物のひとつの宿命なんでしょうか……?

例えば本日掲載したリリーズのシングル盤は本来、昭和53(1978)年12月20日に発売が予定されていながら、結局は非売品の見本盤だけが残され、その旨が記載された白レーベルの7吋シングルだけが現存し、今でも比較的安値で取引されているというのですから、いやはやなんとも……。

しかし、一時は、ここに収録されているB面曲「Bonjour涙」がアルバム未収録トラックだったところから、それなりの人気商品だったと云われていながら、現在ではCD復刻され、それゆえにオリジナルの非売品シングルの存在意義が薄れたんでしょうかねぇ~~~!?

という裏話もアイドルマニアには御用達の逸話でありましょうか、しかし、サイケおやじにとっては正直、そんなこんなの拘りよりも、例によって中古盤の捨て値纏め売りの山から掘り出した1枚でして、特段リリーズに拘っていなかった所為もあり、これはこれで如何にも制作された当時の流行だったディスコ歌謡を存分に楽しみましたですよ (^^♪

それは作詞:杉山政美&作曲:佐瀬寿一、そして編曲:戸塚修が狙いどおりの正統派ディスコ歌謡に仕上がったとしか思えないA面曲「キス・ミー」からして、実にキャッチーな心地良さ♪♪~♪

当然ながら、リリーズならではのツインズボーカルを活かしたところは当然としても、実際は彼女達の声質やキャラクターには似合っていない歌謡世界が逆にアンバランスな面白さだと、サイケおやじの天邪鬼が刺激された結果かもしれませんが (^^;

彼女達にしても、何時までも「可愛子ちゃん」をやっていられない年齢に達していましたからねぇ~、ここでは浮気に悩み、男に呆れながらも、好きな気持ちを捨てきれない女心のせつなさを……、みたいな王道歌謡曲が実にイイんですよ (^^♪

それは同じ制作スタッフから提供されたB面曲「Bonjour涙」では、さらにファンキーなリズムギターやヘヴィなベースに煽られながらも、アイドル歌謡の本質のひとつである、ライトタッチのポップス感覚を失っていないのは、やはりリリーズの魅力であり、ギリギリの展開かもしれません。

う~ん、アイドル歌謡の大人への進化は難しく、それゆえの面白さがたまらないんじゃ~ないでしょうか (^^♪

ということで、前述しておりますが、この「キス・ミー」を含む彼女達の5枚目のLP「Ⅴ」も、なかなかに楽しく、このシングル盤同様にファンキー&フュージョン歌謡、ニューミュージック風味のアイドルソング等々がテンコ盛りですので、機会がございましたら、お楽しみくださいませ (^^♪

リリーズのボーカルにパワーがイマイチ不足している事が十人十色の好き嫌いではありましょうが、サイケおやじは好きです (^^♪

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昭和44年物の歌謡曲が好きっ! 例えば、これっ!

2022-02-12 18:04:52 | 歌謡曲

いじわるね / 槇みちる (東芝)

ある程度、趣味の道を歩んでいると、自分の嗜好の偏りや拘りに気がついてしまう事について、それは皆様にも共感いただけるものと思います。

それは例えば、ワインの世界では「〇〇年物」という分類で好みの逸品を決め込んだりする作業に比定し、大衆音楽の世界でのサイケおやじの好みとしては、洋楽では「1967年」に制作発売されたレコードに好きな楽曲や演奏が多く、歌謡曲であれば「昭和44(1969)」に出た諸作で、さらに森岡賢一郎が作編曲に携わっている楽曲ではあれば、ノー文句で好き ♪♪~♪

ですから、本日掲載した槇みちるのシングル盤A面収録「いじわるね」は、その条件を必要十分に満たした大好きな名曲名唱で、あらためて制作クレジットを記載すれば、作詞:山口あかり&作曲:鈴木淳、そして当然ながら、編曲:森岡賢一郎ですから、それだけでゲットするのは中古屋巡りにおけるサイケおやじの信条であります。

そして実際、この「いじわるね」は、とにかくサウンド作りがサイケおやじのツボを直撃するジャズロック~イージーリスニングジャズ風味満点の仕上がりで、メリハリの効いたリズムアレンジにはモータウンサウンド伝来のタンバリンやグルーヴィなベース、疑似ブーガールなドラムスがイイ感じ (^^♪

まあ、インパクトの強いオーケストラのアレンジに逆らう様なチープなエレキギターは確信犯でしょうし、弾んだピアノの転がり具合なんかは、当時流行のA&MやCTIあたりのレーベルから発売されていたオシャレ系ヒット曲を意識したものでしょうから、ニクイばかり (^^♪

また、メロディラインにしても、如何にも正統派歌謡曲~ライト演歌(?)とも言いたくなってしまう、日本人の琴線に触れる感覚がいっぱいで、それを湿っぽく節回す槇みちるは、流石の実力派!

とにかく、甘え口調も程々の声質の妙も相まって、このアップテンポの曲展開と流行歌王道の歌詞の世界こそは、昭和44(1969)年の雰囲気を今に伝えるものと確信しつつ、今日も針を落とすサイケおやじであります。

ということで、こ~ゆ~サウンドスタイルの構築は当時の森岡賢一郎が十八番にしていたと思うんですが、例えば同時期には「雨に濡れた慕情 / ちあきなおみ」とか「喧嘩のあとでくちづけを / いしだあゆみ」等々のヒット作にも顕著ですから、機会があれば、一緒にお楽しみくださいませ (^^)

よしっ!

これからも「昭和44(1969)物」の歌謡曲に固執する覚悟が深まるばかりなのでした (^^ゞ

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辛い道を行く挑戦と賭け、それが平野歩夢の金メダルだった

2022-02-11 20:05:54 | 歌謡曲

■賭け / 牧葉ユミ (Dan)

祝・平野歩夢・金メダル!

いゃ~~、今日は午前中から熱くさせられましたですねぇ~~ (^^)

もちろん、それは北京オリンピックのスノーボード男子ハーフパイプ決勝での激しい空中戦に尽きます!

そして我が国の平野歩夢が期待どおりに金メダルを獲得!

それも超人的な大技の連発から、世界中が理不尽を感じた疑惑の判定を乗り越えての究極の逆転勝利だったんですから、痛快無比に溜飲も下がったところでありました (^^)

ご存じのとおり、平野歩夢は8年前のソチ大会で衝撃の銀メダル獲得時には中学生の15歳であり、続けて次の平昌大会でも銀メダル、さらにスケートボードで東京大会に出場してから、再びスノーボードに復帰し、僅か半年で今回の金メダルなんですから、もはや常識外れの存在と思うばかりです。

そこにあるのは並外れた運動神経に加えて、強靭な精神力も抜きには語れないはずで、ほとんど選手生命を失いかけた大怪我も乗り越え、不利な判定にも逆に闘志を燃やしてのチャンジャー魂は、それこそが金メダルに相応しいと心底感服させられます。

普通に考えれば、何で、そこまで辛い道を進むのか……?

奥底の知れない怖さや根性を秘めた人間性、そしてクールなトークスタイルは、カッコイイ男のひとつの憧れでもあり、そこから滲み出る優しささえも感じずにはいられなくさせるナチュラルな存在感は、若干23歳とは思えないわけで、自分が同年齢の時は雲泥で当たり前とはいえ、脱帽するしかありません。

今となっては想像出来かねるかもしれませんが、平野歩夢が登場する以前のスノボ業界は、ボード制作の会社だけでも世界で2~3百以上存在し、そこには家内制手工業で板を普通に張り合わせただけの商品が横行流通し、しかもそれらを営業する時には、悪いクスリの抱き合わせ販売を押し付けるところもあったりしたもんですから、所謂「行儀の悪い」会社が多数あり、だからこそ、「横乗り」スポーツの社会的認知度は低く、イメージは最低だったという……。

また、ハープパイプ競技の危険性は言うまでもなく、ひとつ間違えれば障害が残ったりする怪我、さらには命を失う場合さえあるというのですから、オリンピックという世界一のガチンコの場では、文字どおり「命懸け」「真剣勝負の賭け」が行われている凄い現場を我々は、安穏として見てはいけないのでしょうし、見られるはずもありません。

う~ん、あらためて出場選手の演技に拍手喝采!

そして思い出して、取り出した本日の1枚の収録A面曲は、牧葉ユミが昭和49(1974)年4月に出した「賭け」であります。

それは馬飼野康二が作編曲した、ちょっぴり古い感じもするジャジーな歌謡曲ですから、なんで……、これが平野歩夢の神業演技と繋がるのか?

と、皆様は思われるでしょうし、それも当然ではありますが、サイケおやじとしては、なかにし礼が綴った歌詞の世界、そこにある、あえて辛い道を選ん歩む女の姿があり、それは「女」ばかりでなく、全ての「人間」を対象にして感じさせられる生き様が、やはり平野歩夢の前向きな挑戦にもシビれさせれる要因じゃ~ないでしょうか。

あぁ……、誰もより難しい技で世界の頂点を極める、その姿勢には震えさせられ、嬉しさ、喜びも最高潮だったというわけです (^^♪

ということで、やっぱり勝負も人生も、厳しさと安らぎが表裏一体というか、自分を満足させ、世の中に何らかの幸福感を残せたならば、それこそが「賭け」なのかもしれません。

今日は平野歩夢に限りない勇気をいただきました (^^)

ありがとう♪

そして、おめでとう♪♪~♪

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今日は白くなるとは思っていたが…

2022-02-10 17:25:03 | サイケおやじの日常

定期健診で眼底検査を受け、瞳孔開いて、目の前が真っ白 (>_<)

ど~せ、今夜は降雪が予報されていますから、白くでもイイんじゃ~ないか?

なぁ~んて周囲に言われて、苦笑いです。

スマホの画面も、はっきりしないので、本日は、これにて失礼させていただきます <(_ _)>

 

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儚い人生、しぶとく夢見よう

2022-02-09 18:07:48 | 歌謡曲

人生手おくれよ / 永田カツコ (東芝)

本日の主役たる永田カツコは、永田克子であり、昭和40年代のテレビ歌番組にも度々出演していましたし、レコードもそれなりに数多く制作発売されており、一時期の中古屋ではゴロゴロしていたほどだったんですが、決してブレイクしていたとは言い難く、サイケおやじの記憶にも薄い存在です。

しかし、彼女の歌手としての実力は侮れないレベルであり、演歌から歌謡フォーク、R&B歌謡や正統派歌謡曲も堂々と聞かせてしまうナチュラルな感性は今日であればこそ、もっと再評価・再発見されても……。

例えば昭和45(1970)年に出した掲載シングル盤A面収録「人生手おくれよ」は、如何にも当時らしい捨て鉢なフィーリングが滲み出た曲タイトルを裏切らない、これがソウル演歌の裏名曲!?!

もちろん、作詞:山口あかり&作編曲:小谷充の狙いもドンピシャのヤサグレ歌謡に真っ向勝負の永田カツコの歌いっぷりは、程好い唸りとコブシ回しを絶妙のアクセントに用いていますから、ミディアムテンポでクセの強いメロディラインも、「しつこさ」が丁度良い塩梅じゃ~ないでしょうか ♪♪~♪

演奏パートにしても都会派ソウルなストリングスにソフトロックなリズムアレンジ、加えてジャジーなホーンセクション等々、細かい部分まで聴いていて飽きませんし、また歌詞が最高にイイんですよ (^^)

シニカルに人生を見つめ、それでも、しぶとく生きていくっ!

相当な部分が現在のサイケおやじの心情にズキズキと沁み込んで、たまりません ♪♪~♪

冒頭に述べたとおり、彼女が残した音源の復刻状況は決して良好ではありませんが、まずは皆様に聴いていただきたいのが、この「人生手おくれよ」であります (^^)

ということで、実は最近知ったんですが、当時の彼女は渡辺プロ所属だったがゆえに、テレビ出演も多かったらしいんですが、それでもヒットらしいヒット曲が出せなかったのは、時代にアクセスしていなかった、「何か」が足りない状況だったんでしょうか……。

タイムマシンがあったなら、昭和40年代へ飛びたいサイケおやじとしては、永田カツコのリアルタイムを見てみたいと願ったりしています。

  人生なんて、儚いものさ
  夢 見りゃ~、お終いよぉ~~♪

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