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ハリルジャパン(97) 柏台頭、J大波乱  文科系

2017年07月04日 05時52分51秒 | スポーツ
 前回まで書いてきたスペインの柴崎は、今年2部で優勝して1部に上がることになったレバンテと移籍交渉に入っているとのこと。いずれにしても来期は1部の司令塔を演じている姿が見られるだろう。楽しみこの上ない。

アジアチャンピオンズリーグは、準々決勝で浦和と川崎とが当たることになった。東アジアのもう1ゲームが中国勢同士の対戦だから、日本と中国各1チームが準決勝に出ることになる。僕は、大した根拠がある訳ではないが、川崎と上海上港になると予測している。川崎はこれまでの弱点だった守備が急に良くなって現在J最少失点チームの一つだし、上海上港はプレスがもの凄くって、とにかく強い。


 さて、Jリーグに大波乱が起こっている。強豪とは言えない柏とセレッソが大躍進を見せてきた。広島、浦和の凋落と合わせて、何かJ全体が音を立てて変わっているようだ。この激動の正体は何だろうと、極めて興味深い。ちょっと勉強してみた愚考を、開陳してみたい。

 新たな上位チームは共通して失点が少ないという特徴を持つ。ちょうど、凋落してきた強豪、浦和や広島が多い失点に悩んでいるのと対照的だ。過去に失点が多かったガンバ、セレッソや、首位・柏も失点の少なさで上位にいると言って良いのである。これら3チームが、チーム守備のやり方を急に進歩させてきたということなのだろう。どう進歩させてきたか。
 敵が自陣に入ってくる辺り、中盤より上からのプレス・ボールの奪い所がキーになっているようだ。最近の柏がその典型なのだが、ドイツ・ドルトムントに端を発して世界に広がったゲーゲンプレス・ショートカウンター隆盛の研究成果とも言えるのではないか。それだけに、今後の予想としてこんなことも言えるはずだ。夏場になって走り回るのは、選手層が薄いチームには辛い、と。この点では、柏が最も問題を抱えることになるだろう。ただ、柏レイソルでは下平隆宏という監督の台頭こそ鍵なのであって、夏場にどんな手を使ってくるのやら、そこが興味津々である。セレッソのユン・ジョンファン、ガンバの長谷川健太は実績十分の監督の復活だから、抜かりはないはずだ。

 なお、上位の上記3チームにおいてキーパーが優れているという特徴も、忘れてはならないだろう。3人とも国代表チーム・キーパーという実績がある。
コメント
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